かなり売れてます! ダイハツ ムーヴ キャンバスはどのグレードが買い?
掲載 carview! 文:編集部/写真:ダイハツ工業 168
掲載 carview! 文:編集部/写真:ダイハツ工業 168
ダイハツ「ムーヴキャンバス」の初代モデルは2016年に発売され、特に女性ユーザーを中心に大ヒット。時には大人気の軽スーパートールワゴンを上回るほどの販売台数を記録しました。その後も堅調に販売を伸ばし、現在ではダイハツの基幹車種となっています。
現行型は2022年7月にフルモデルチェンジを実施し、初見では先代と区別がつかないほどそっくりなデザインとフォルムが話題となりましたが、発売から1ヶ月で2万6000台を受注。「MINI」でも使われている「キープコンセプト」という手法が狙い通りユーザーに突き刺さりました。
新型は2つのスタイルが用意され、これまでのコンセプトを受け継ぐポップな「ストライプス」と、中年層や男性でも選びやすい落ち着いた印象の「セオリー」が設定されています。
ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1655mm(4WDは1675mm)と大きさも先代とまったく同寸ですが、中身となる車台にはダイハツ最新のプラットフォーム「DNGA」が採用されています。パワートレーンは660cc 3気筒自然吸気エンジン(52ps/60Nm)と、先代でリクエストの多かったターボ(64ps/100Nm)が設定されました。トランスミッションはすべてCVTで、駆動方式は全グレードFFとと4WDが選択できます。
ムーヴ キャンバスにはデザインの他にもう一つの魅力があります。それは「ワゴンR」や「ムーヴ」などの軽ハイトワゴンでは採用例が少ない「両側スライドドア」を備えているところです。広い開口部と狭い場所でも開閉に気を使う必要がなスライドドアは実用性が高く「スーパートールワゴンは必要ないけどスライドドアは欲しい」という層にもこのパッケージングが好評です。
機能面では、両手がふさがっていてもクルマに近づくと自動で開く「パワースライドドア ウェルカムオープン機能」や、先代でも好評だった後席下に設けられた「置きラクボックス」、カップホルダーにヒーターを内蔵した「ホッとカップホルダー」、などの快適装備も充実しています。
安全面では、ダイハツ最新の予防安全機能「スマートアシスト」を採用しています。衝突回避支援ブレーキなどの7つの衝突回避支援機能、アダプティブドライビングビーム(ADB)などの5つの認識支援機能、全車速追従機能付きアダプティブクルーズコントロール(ACC)などの2つの運転負荷軽減機能、スマートパノラマパーキングアシストなどの3つの駐車支援機能など(それぞれグレードにより装備は異なる)を備えています。
現在発売されているムーヴ キャンバスの価格とグレードは以下の通りです。
ストライプスX(FF):149万6000円
ストライプスX(4WD):162万2500円
ストライプスG(FF):167万2000円
ストライプスG(4WD):179万8500円
ストライプスGターボ(FF):179万3000円
ストライプスGターボ(4WD):191万9500円
セオリーのグレードと価格はストライプスと同一です。
ストライプスとセオリーの違いは、外装のカラーパターンや加飾、内装のシートカラーなどで、グレードごとの装備はほぼ変わりません。ただし、唯一ステアリングとシフトノブがストライプスは全グレードウレタンで、セオリーのGターボとGは本革巻きになります。
グレードは上位から「Gターボ」「G」「X」の3グレード設定され、GターボとGの装備はほぼ同じですが、Gターボに標準装備される「全車速追従機能付きアダプティブクルーズコントロール(ACC)」「レーンキープコントロール(LKC)」「コーナリングトレーシングアシスト(CTA)」がGでは4万4000円のメーカーオプション装備となります(スマートクルーズパック)。
GとXの装備の違いはいくつかありますが、大きな違いとなりそうなのが「ヘッドランプがLEDかハロゲン」「運転席/助手席シートヒーター、パワースライドドアは全車標準装備、ウェルカムドアロック、電動パーキングブレーキの有無」など、それぞれが非装備となるXはやや見劣りがします。GとXの価格差は17万6000円と小さくないので悩ましいですが、いずれの装備も購入後の満足度を確実にアップしてくれるので、Gをおすすめしたいところです。
ターボかターボ無しかについては、高速道路をそれなりに利用するということであればパワーがあるだけでなくACCも標準装備するターボを、ほぼ街中で使用するということであれば、ターボ無しでも十分でしょう。
ライバルは2022年9月に発売されたスズキ「ワゴンR スマイル」でしょう。ムーヴ キャンバスと同じ「かわいいデザイン&ほどほどの背の高さ&後席スライドドア」というパッケージングで、こちらも発売後の売れ行きは好調です。
ワゴンR スマイルのボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1695mmと高さだけ4cm高いですが、これだけでは良し悪しにはならないでしょう。安全面でもワゴンR スマイルの登場時ムーヴ キャンバスは先代モデルだったため、ムーヴ キャンバスは見劣りしましたが、現行型は刷新されたのほとんど違いはありません。
ワゴン Rスマイルの価格帯は129万6900円から165万6600円で、ムーヴ キャンバスの「ストライプスG(167万2000円)」とほぼ同等の装備をもつワゴンR スマイルの「HYBRID X(159万2800円)」で比較すると、ワゴンR スマイルのほうが7万9200円安いです。パーキングブレーキがムーヴ キャンバスは電動、ワゴンR スマイルはフット式という差異がありますが、価格重視というとであればワゴンR スマイルということになります。
また燃費もワゴンR スマイル(HYBRID X)はWLTCモードで25.1km/L、ムーヴ キャンバス(ストライプスG)は22.9km/LとワゴンR スマイルが優勢です。
一方でパワーにゆとりが欲しいのであればターボが設定されるムーヴ キャンバス優勢となります。ワゴンR スマイルはマイルドハイブリッド車が設定されていますが、モーターは補助的なものなのでターボの力には敵いません。
いずれにしても甲乙つけがたい2台ですが、最終的には「デザインの好み」が落とし所になりそうです。ムーヴ キャンバスの「どことなくクラシカルな雰囲気が好み!」ということであれば、すべてが刷新され安全面でも安心な現行型ムーヴ キャンバスを選択して後悔することはないはずです。
<終わり>
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
「ルノー5 E-Techエレクトリック」が英国上陸! ポップな黄色と緑色でイギリスを席巻するか
「これからの日産どうなる?」 注目は「マーチ復活」と「エルグランド全面刷新」か ファンからは「遅すぎ」の声も… 25年26年に注目の新モデルとは
圏央道に直結! 茨城西部の“南北軸バイパス”が3月全線開通 高速ICへアクセス向上
駅直結ショッピングセンターで近距離モビリティ『WHILL』の無料レンタル開始、アプリで無人貸出し
新型クラウンエステート待ってるぞ!! 期待する性能とライバルたち
セナのGP初勝利から40周年。グッドウッドで甥のブルーノ・セナが「ロータス97T」を駆る!
日産「フェアレディZ」“再”受注に反響殺到! 「待ってました!」「実物みたい!」 伝説「GT-Rのパープル」に“歴代最強”「NISMO」も継続! まだ買える2025年モデル注文再開
メルセデスベンツGLBのAMG 35 4MATIC Black Masterpieceを50台限定発売
【アメリカ】540万円! スバル新「フォレスター」発表! 水平対向エンジンの「最新ハイブリッド」搭載! スッキリデザインも採用の「エコなSUV」登場
リピートする美味しさ!! 絶品もつ煮を上信越道「甘楽PA」で再び バイクで行く高速道路グルメ
フェラーリ、2025年型マシン『SF-25』のカラーリングを発表。会場の大歓声を受けたハミルトン「キーワードは“活性化”」
【今ちょっと気になるスモールEV】ヒョンデが新型『インスター』先行体験会を開催!
【ゴルフ8.5の最安グレード】はアリかナシか? 最新装備充実。案外これでもいいかも
「マツダ6」復活に期待!?「マツダ6e」欧州発表に歓喜の声も、根強い“セダン低迷論”。日本導入は厳しいのか?
「普通」であることの脅威。BYD「シール」に乗ったらコスパ最強で日本メーカーの将来が心配になった【JAIA】
【君子は豹変す】VW新型「ゴルフ“8.5”」試乗。ネガを克服し「やっぱり素晴らしい」と思わせる出来だった
【あの頃憧れた大人たちへ】新型「プレリュード」は500万円超の強気価格で“デートカー”とは異なる方向に?
【今や軽自動車のほうが高い】は勘違い。それでも最安150万円「ヤリス」のコスパ感は異次元だった
【2024年最新】装備充実&燃費で勝る「ソリオ」と激安の王者「ルーミー」。小型スライドドア車、オススメはどっち?
【今ならヒット確実?】ジムニーやデリカミニ、フリードになりたかった…時代を先取りしすぎて星になった残念なクルマ5選
【本当はどうなの?】「アルファード」現行型オーナーの評価。高評価続出も…意外な点に不満の声も
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!