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プジョーRCZ海外試乗 走り&使い勝手チェック

想像していたより大きい

スペイン北東部、バスク地方の南に位置するログローニョに建つ、波打つような屋根が異彩を放つホテル、マルケス・デ・リスカル。かのパブロ・ピカソを生んだ芸術家の国スペインだけに、なんと個性的な建築家がいるものだと思って不思議はないが、実はこのホテルを設計したのはスペイン人ではない。カナダに生まれ、現在はロサンゼルスに本拠を置くアメリカの建築家、フランク・ゲイリーがこのホテルの作者、すなわちデザイナーだ。しかもゲイリー、1929年生まれというから、なんと今年81歳。このホテルは2006年の竣工だから、77歳のときの作品ということになるわけで、いやいやこの巨匠、その感性は老いた今も素晴らしく若い。蛇足ながら、そんなジジイに、私はなりたいと思う。

それはさておき、そのフランク・ゲイリー作、マルケス・デ・リスカルのアプローチに置かれて、その建物に引けを取らない独特な空気感を放っていたのが、プジョーRCZだった。2007年のフランクフルトショーにコンセプトモデルがデビュー、それから2年半の開発期間を経て世に出てきた市販型RCZは、全長4287×全幅1845×全高1359mmと、僕がスタイリングのイメージから想像していたより大きいクルマだった。RCZは、Cセグメントとしては大きい部類の308に使われているのと同じプジョーの「プラットフォーム2」をベースにしたクーペだから、わりと大きいのは納得だが、例えばポルシェ・ケイマンと比べても、全長こそ60mm短いものの、全幅は45mm広く、全高は55mmほど高い。

 

しかもそのスタイリングは、“大口”顔が標準になって以降のプジョーのなかで最もスポーティで、最も魅力的なものだといっていい。なかでも、Aピラーに始まってスムーズにリアに向けて流れるステンレス風の仕上げを持つラインと、後方に2つのこぶ、ダブルバブルを配したルーフからなるキャビンのデザインが最も特徴的で、その部分とボリューム感溢れるボディ下半分との組み合わせの妙が、RCZデザインの肝ではないだろうか。

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