新型BMW X5、ディーゼルターボの走りが凄い
掲載 更新 carview! 文:岡崎 五朗/写真:篠原 晃一
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試乗したのは3L直6ディーゼルターボを搭載する「xDrive35d」。装備の充実や安全性能の向上を図っているにもかかわらず、ウェイトは20kg軽くなり、エンジンのスペックも最高出力が13ps、最大トルクが20Nm向上した。
とはいえ、もともと必要にして十分以上の動力性能をもっていたため、動力性能が目覚ましく向上したというわけではない。むしろ試乗直後から驚かされたのは大幅に高まった静粛性だ。ディーゼルエンジンであることを事前に知らされずに試乗したら、5L級のガソリンエンジンだと勘違いする人も多いのではないか。始動のマナー、アイドリング時の振動と騒音、走り出し、加速、巡航など、あらゆるシーンでディーゼル特有のノイズを完璧にシャットアウトしている。窓を開けたり車外で聞いてもほとんど気にならないぐらいだから、よほどエンジン周りの遮音対策をしっかり施しているのだろう。これなら深夜に帰宅するようなケースでもご近所に迷惑をかける心配はない。
驚異的な静粛性とともに、オッ!と思ったのが軽快な回転フィールだ。発進時の力強さもさることながら、巡航状態からアクセルを踏み込んでいったときの伸び感は絶妙。低回転域から沸き上がる分厚いトルク感を伴いつつ、上まで元気いっぱいに吹けきる。
トップエンドまで回しても振動特性がまったく悪化しないスムースさも素晴らしい。シフトアップポイントは4500rpm付近と早めだが、3500rpmあたりからは気持ちのいいサウンドすら楽しませてくれる。このあたりはさすがBMWのストレート6である。つまり、低燃費、野太い低速トルクといったディーゼルの長所を備えつつ、振動、騒音、吹け上がりの鈍さといった短所を徹底的に改善したのがxDrive35dの搭載する3L直6ターボディーゼルエンジンというわけだ。
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