新型シトロエンC4試乗 買いグレードはどっち?
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:菊池 貴之
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:菊池 貴之
Exclusiveに乗り換えると色々なことがSeductionと違う。最大のポイントはパワートレーンで、1400~3500rpmという実用域から湧き出る24.5kgmのトルクと156psのパワーを持つ1.6リッター直噴ターボは、6段EGSと組み合わせられて活気あるパフォーマンスをExclusiveにもたらす。車重は1370kgとSeductionより60kg重いが、平坦路では爽快な加速が味わえるし、急な上り坂もセッカチを満足させる勢いで駆け上っていく。
シングルクラッチのEGSは、ドライブモードの自動的シフトアップが若干ギクシャクするが、変速時にスロットルを軽く緩めてやるコツをつかめば、意外とスムーズにシフトできる。さらにいえば、シトロエンのワークスラリーC4と同じくステアリングコラムに固定されたパドルで積極的にマニュアルシフトしてやるのが、最も心地好い変速方法である。
さらに、乗り心地とハンドリングの感触もSeductionとは少し違う。いずれもミシュランのタイヤは、前者の205/55R16エナジーセイバーに対してExclusiveは225/45R17プライマシーHPを履くが、そのグリップが高いためもあってサスペンションはSeductionよりむしろソフトに感じられ、乗り心地もより柔らかい印象をうける。結果、フラットさにおいてはSeductionの方が上に感じたが、乗り心地の印象を大きく左右するボディ剛性が充分に確保されていることもあって、Exclusiveも実に快適なクルマに思えた。
Exclusiveでコーナーに飛び込むと、ソフトな脚はわりと明確な姿勢変化を生むが、17インチタイヤが生み出すレスポンスはクイックで、グリップも強力だからSeductionより一段とアンダーステアの軽いコーナリングが味わえる。それに加えて、ターボが捻り出す豊かなトルクを6段EGSで自在にコントロールする妙味も備わるから、特に上りのワインディングにおける愉しさは、ExclusiveがSeductionを確実に上回ると実感した。
平均点の高さよりも他のクルマにはない傑出した美点、すなわちこの場合は乗り心地を買って、数あるCセグメントカーのなかからシトロエンC4に走ろうという勇気ある個性派には、最後に以下のアドバイスを進呈したい。それは、ノンビリ派はSeductionを、セッカチ派はExclusiveを選ぶべし、というものである。
ログインしてコメントを書く
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
アロンソにまさかのトラブル。走行中にハンドル外れる事態も惨事免れる「ガレージのみんなに感謝」
『グランツーリスモ7』追加車種、レースイベント、カフェのエクストラメニュー、スケープス特集などが追加されたアップデートを配信中!
クリーンエナジーラボ、大阪・関西万博2025「Park & Ride駐車場」にEV充電器85台設置
レッドブルF1は理科室みたい? 角田裕毅、新天地での“実験”は続く「どんなセットアップだと速くなるのか分からない」
【米国】スバルが「“新型”SUV」世界初公開へ! 「青ボディ×黒い“車名ロゴ”」がカッコいい! 新型「トレイルシーカー」NYショーでお披露目!
アストンマーティン前テクニカルディレクターのファロウズ、チームを完全離脱へ? 体制の再編作業ますます加速
【フランス】日本円で約430万円! 日産「“新”キャシュカイ」発売! ターボ×MHEVに“6速MT”搭載! 全長4.4m級「小さな高級SUV」に“Nスタイル”登場!
ヤマハ『XSR900』のネオレトロ感をさらにアップ!限定新色「アイボリー」用カウルが発売
「Kith Osaka」誕生──ロニー・ファイグの美学
クアルタラロ、6番手で予選Q2へ。新シャシーのリンス「かなり良い感触」/第4戦カタールGP
「この日のことは一生忘れない」フェラーリ育成ベガノビッチがFP1初参加。走行プランを問題なく完了
ジープ ラングラーに100台の限定車発売 パワーサイドステップを装備
「WR-V」一部改良に賛否。好意的な声の一方「値上げでは」との批判も…なぜここまで評価が分かれるのか?
【何キロオーバーで光るのか】住宅地など生活道路にも移動式オービス増加中…違反にならないための対策とは
【こんなのクラウンじゃない?】4モデルが出揃い70周年を迎えた16代目「クラウン」の本当の狙い
【逆襲のステップワゴン】“全部入り”「エアーEX」誕生で販売店に問い合わせ殺到中! 予想価格は?
最新ゴルフの高性能グレードにもない“夢の頂点感”が漂う2代目「GTI 16V」とはどんなクルマ?
あのヤリスの祖先「スターレット」は雨の日が危険なほど強烈なパワーが自慢の“かっとびマシン”だった
【スクープ】16日発表。“SUV化”する新型「アウトバック」の全貌判明。ストロングHVも設定
【本当に転売ヤーのせいなのか】「ジムニーノマド」受注停止に悲痛な叫び。早期の受注再開の可能性は?
“EV不人気の日本”で日産復活の鍵をにぎる新型「リーフ」は成功するか。充電ポートの位置も重要
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!