MINI雪上試乗会を報告 クロスオーバーJCWも
掲載 更新 carview! 文:九島 辰也/写真:BMWジャパン、九島 辰也
掲載 更新 carview! 文:九島 辰也/写真:BMWジャパン、九島 辰也
同乗走行の話はこれくらいにして、ステアリングを握ったクロスオーバーの話に移そう。
走らせたのはディーゼルエンジンを搭載したクーパーSDである。トランスミッションは6速MTで、駆動方式は4WD。要するに完全にヨーロッパ仕様といったキャラクターだ。
で、まず驚いたのはディーゼルエンジン特有のトルクの太さ。低回転からグングンクルマを前へ押し出すのでターボの効き具合がわかりづらいほど。もちろん、過給機のセッティング自体が低回転型なのだが、それにしても出だしのチカラ強さはさすがディーゼルといったところだろう。と同時に、高回転までまわるそれに驚かされる。MTのためその辺は自由に低いギアを上まで引っ張れるが、それにしてもしっかり追従するパワー曲線はまったくガソリンエンジンと比べても遜色ない出来映えだ。
ところで雪道での電子デバイスだが、おススメはDSC(ダイナミック・スタビリティ・コントロール)を常時OFFにした状態だ。ミニの場合、このDSCはたとえOFFにしても最終的にクルマの挙動が乱れるとそれが起動する仕組みになっている。なので、その部分も安心だが、OFFにしておけばデバイスの介入を遅らせることでクルマ好きにはファンな走りができる。ちょっとしたテールスライドでもアクセルオンすることで別のタイヤにトラクションを伝え、クルマの挙動を立て直すこともできちゃうのだ。
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