MINI雪上試乗会を報告 クロスオーバーJCWも
掲載 更新 carview! 文:九島 辰也/写真:BMWジャパン、九島 辰也
掲載 更新 carview! 文:九島 辰也/写真:BMWジャパン、九島 辰也
クロスオーバーはディーゼルの他にも近々発表される予定のJCW(ジョン・クーパー・ワークス)のプロトタイプに乗せてもらうことができた。本当ならもっと前に登場していてもおかしくないが、いまだもって市販車直前というのが実情だ。
その理由は……、今回プロトタイプではあるがそのステアリングを握ってなんとなく理解できた。クロスオーバーはこれまでのミニとは違い背が高くかつ車両重量が重くなっているので、その辺をどこまでコントロールするかを迷っていたのだろう。
というのも、今回乗ったクルマはロールも抑えられ、さらに加速するとピタッと路面に張り付くような動きを見せる。しかも、エンジンのチューニング程度はわかっていないが、明らかに数段パワーが上がっていて、クルマ自体を軽く感じさせる。この分だと他のJCWより最高出力は上がっていそうに思える。
しかも、話によると4WDシステムやリアデフを見直している他、ブレーキローターの径を大きくするなど、制動力アップも図られた。そこからしてもエンジン出力の上がり方はこれまで以上だろうし、重量対策も念入りに行われたことだろう。また、「SPORT」ボタンについては、それを押すとステアリングがクイックになったりアクセルレスポンスが高まったりするが、それ以上にエキゾーストサウンドがレーシーになるのがたまらない。アクセルを戻したときのパンパンパン!という音はオーナーになったらけっこう嬉しいかもしれない。
この他では、クロスオーバーと並行して乗ったクーペのJCWに感動した。なんやかんやいっても、いまもっともスポーツマインドに溢れるこいつが、ステアリングを握っていて一番楽しい。ゴーカートフィールの極まりはまさにここにある。
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