新型Sクラスセダンはベタ褒めせざるを得ない出来栄えだった
掲載 更新 carview! 文:島下 泰久/写真:メルセデス・ベンツ日本
掲載 更新 carview! 文:島下 泰久/写真:メルセデス・ベンツ日本
まず唸らせたのがADAS(先進運転支援システム)の進化だ。日本仕様で言うところの最新のレーダーセーフティパッケージは、先に新型Eクラスで採用された機能のほとんどを搭載し、その上で一層の進化を果たしている。
アクティブディスタンスアシスト・ディストロニックには高速道路上での30秒以内の停止時の自動再スタート機能が備わり、ウインカーレバー操作だけで車線変更を可能にするアクティブレーンチェンジアシスト、渋滞時緊急ブレーキ機能、操舵による回避を正しい方向へのパワーアシストを軽くすることでサポートする緊急回避補助システム等々、まさに枚挙にいとまがないほどの内容が追加された。
実は本国仕様では他にも、ナビゲーションの地図データをもとに速度を自動調整する機能なども備わる。コーナーで自動的に減速し、抜けると加速、ラウンドアバウトでも速度を落とす。ステアリングアシストはさすがにそこまですべては追従できないが、それでも状況によっては、こうした場面をステアリング操作だけで走り抜けられるのだから大したものだと言うしかない。
リモートパーキングアシストも用意される。スマートフォンを利用して車外からの操作で駐車できるこの機能は、前進・後退だけでなく操舵も可能だから、実践的に使うことができるだろう。
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