レクサスIS改良版にサーキットと一般道で試乗。見えてきた進歩と課題
掲載 更新 carview! 文:河村 康彦/写真:市 健治
掲載 更新 carview! 文:河村 康彦/写真:市 健治
そんな閉じられたサーキットから、一般道へと舞台を広げると、端的に言って走りの好印象はさらに加速されることになった。
ザラメ状に荒れた路面に差し掛かると、思った以上にロードノイズのボリュームが上がってしまったのは、ちょっとばかり興ざめなポイント。が、18インチと大きなシューズを履くにも関わらずばね下の動きは軽やかで、研磨が行き届いたギア同士が噛み合っているかのようなスッキリとして軽やかなステアリング・フィールを実現……と、このあたりの感覚が、いかにもプレミアム・ブランドの作品らしい上質な走りのテイストを導いている。
フロントサスペンションのロワアームをアルミニウム製へと変更したことを筆頭に、今回のマイナーチェンジでは細部に至るまで、様々な足回り部品のチューニングや電子アイテムの制御方法にリファインが加えられたという。前述のような走りの好印象は、それらの集大成と言えるはずだ。
率直なところ、それは特に大きな跳び幅とは言えないし、「そんな事は気にしない」というユーザーにとっては、そうした部分に拘る結果、価格の上昇に繋がるような事態はとても理解がし難いということになるかも知れない。が、仮に遅々とした進歩ではあっても、今回のリファインによってレクサスが本来目指すべき方向へと進んでいることは実感出来る。気の早いハナシかも知れないが、今から次期ISの出来栄えが楽しみになるような、そんな仕上がりぶりでもあるということだ。
すでに記してきた、プレミアム・モデルとしてあるまじきポイントを筆頭に、まだまだやるべきことは多いとは思う。が、このISを含め、最新モデルたちに横軸を通して眺めると、「ようやくにして、あるべき姿が見えてきた」と、そうも感じられる最新のレクサス車なのである。
ログインしてコメントを書く
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
「柏の杜オークション」会場で「パラモトライダー体験走行会」開催! 参加者だけでなくボランティア活動にも興味を持ってもらえた1日でした
WRCラリージャパンで発生した“一般車両コース侵入事件”、FIAは「非常に深刻な問題」として調査へ。来季大会にも暗雲
サンパウロGP3位の勢いそのままに……ガスリーがラスベガス予選3番手「最後のアタックはアドレナリンが溢れたよ!」
【旧車高騰の背景を見たり?】足を運んだファンは過去最大の1万2500人! 全米最大のJDMイベント
アルピーヌ、東京オートサロン2025に『A110 Rチュリニ』など出展へ。山野哲也のトークショーも実施
12月1日は岡山国際でドラテク磨き! 初心者向け「カルガモクラス」もある「TOYO TIRES PROXES DRIVING PLEASURE」は要チェックです
F1第22戦水曜会見:レースディレクター交代は「知らなかった」と驚くラッセル。一方で対話を続ける意思も明かす
大人気の輸入車コンパクトSUVが進化! VW改良新型「Tクロス」はどう変わった? 乗って思った「これでいいんだよ」感とは
いすゞ新型「FRマシン」発表! 斬新「スポーティ顔」採用&四駆設定あり! “新開発エンジン”と8速AT搭載の「D-MAX」「MU-X」タイで発売!
トラックの頭と積荷が載ったトレーラーの知られざる接続部! 最後のロックはあえて「手動」にしていた
いよいよラリージャパン最終日。勝田貴元の“全開プッシュ”は見られるか?「難しい1年を支えてくれたチームのために仕事をしたい」
伝説のジャガーXJSが現代に蘇る、660馬力V12スーパーチャージャー搭載『スーパーキャット』誕生
現行型が今も販売好調な「フォレスター」だが、日本のユーザーが選ぶべきは…やはり新型である理由
800万円は高いか安いか!? レトロ風で最新の安全装備充実!ミツオカ創業55周年記念車「M55」発表
【3分でわかるモデル解説】なんとなくMINIがほしいけど、どれを買えばいいか迷ってしまう初心者へ
【クセ強だけど懐かしい】光岡、55周年記念車「M55ゼロ・エディション」発売。100台限定…ベースはあの車
「売れる車がない」なんて言わせない! 北米日産の大型SUV「アルマダ PRO-4X」が魅力的…価格も発表
新型「ティグアン」正式発売で注目集まる豪華装備とお値打ち度。世代遅れの兄弟「Q3」よりお買い得
メルセデスAMG「A45」に“最後の限定車”登場。2.0Lターボは421馬力も…価格は1000万円超え!!
ホンダの高級ブランドが新型SUV「ADX」を発表。クセ強め“アメリカン顔”の衝撃や背景とは?
北米レクサスが販売する3列SUV「TX」は何モノ!? “LBX顔”で実質650万円~…25年モデルに進化
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!