情報解禁! フルモデルチェンジを果たした「レクサスRX」に速攻試乗
掲載 更新 carview! 文:島下 泰久/写真:トヨタ自動車
掲載 更新 carview! 文:島下 泰久/写真:トヨタ自動車
開発陣の意気込みは、エクステリアの大胆な造形にも明白に表れている。スピンドルグリルを全体のフォルムの起点として用いる手法や、力強い台形のフェンダー、大きな凹面を組み合わせたボディ表面などは、昨年登場して以来、絶好調の「NX」と共通の、アグレッシヴな雰囲気を感じさせる。見所はCピラーを隠したリアクウォーターウインドウの流れるような処理。これもあって全体の印象としては、より伸びやかで、ゆったり大きく見える。
実際、サイズ自体も拡大されている。全長は4890mmと、一気に120mmも伸ばされており、ホイールベースもやはり50mm増の2790mmへ。全幅は10mm増だが、それでも1895mmに至っている。これまではコンパクト~ミディアムクラスを1台で担ってきたが、弟分としてNXが登場したことで、遠慮せずに上のポジションへと移動できたというわけである。
一方で、実は車体の基本骨格、いわゆるプラットフォームは現行モデルと多くを共用しているのだが、それでも車体フロント部分は刷新されて、剛性アップを図り、またエンジンをその重心に近い位置で支えられるようマウントの位置と方法も改められているし、全体にレーザースクリュー溶接、構造用接着剤の多用に、スポット打点増しなどによって、高剛性化が追求されている。この辺りは、最近のレクサスの文脈通りと言うことができるだろう。
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