情報解禁! フルモデルチェンジを果たした「レクサスRX」に速攻試乗
掲載 更新 carview! 文:島下 泰久/写真:トヨタ自動車
掲載 更新 carview! 文:島下 泰久/写真:トヨタ自動車
実際のユーザーにとっては外観より大切なインテリアは、ガラリと雰囲気が変わった。従来とはまったく異なるテイストだし、NXともまったくの別物。これが、乗り込んだ瞬間「オッ」と思わせ、1日乗った後にも「悪くないな」と感じさせる、なかなかに居心地のいいものに仕上がっていたのだ。
インストルメントパネル全体は、低くフラットに感じさせる造形となっている。ソフト樹脂と、助手席側に向かって配されたウッドやバンブーなどのオーナメントパネルのコントラスト、そして敢えて一体とせず独立させた12.3インチの大型モニターが、それを強調している。一方、運転操作に関わる要素は、ドライバー周辺に集中的に配置されている。フルカラーのヘッドアップディスプレイも設定された。
インフォテインメントシステムはレクサスではお馴染みのリモートタッチを引き続き採用しているのだが、よく見るとコレ、NXや「RC」などで採用されたタッチパッドではなく、従来と同様のマウス型のポインタが使われている。聞けばRXは保有台数が多く、ユーザーの性別も年齢も幅広いことから、使い勝手の面で一気に革新を進めるのは避けたのだというのだが、個人的にはコレ、賛成である。
正直まだ、NXやRCのタッチパッドは使いやすいとは言えない。タッチパッドというシステムが、というよりはそのレスポンスが遅いことが問題で、それが改善されればまた状況は違ってくると思うのだが、それでも「BACK」と「ENTER」のボタンが追加されたポインタは、当然手書き入力などは出来ないのだが、より直感的に扱うことができた。
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