【ホンダ WR-V試乗】これぞ市場が望む“ほどよいクルマ”なのかもしれない
掲載 carview! 文:塩見 智/写真:編集部 69
掲載 carview! 文:塩見 智/写真:編集部 69
とにかく「ヤリスクロス」のやりたい放題に一矢報いたいホンダは、自社のインド工場で生産するアジアンSUVを輸入、販売することにした。
その名は「WR-V」。海外名はエレベイト。1.5L直列4気筒ガソリンエンジンを搭載し、前輪を駆動する。ハイブリッドは設定なし。4WDも設定なし。
その代わり最上級グレードの「Z+」で248万9300円、売れ筋の「Z」が234万9600円、廉価版の「X」なら209万8800円と、手の届きやすい価格を実現した。ヤリスクロスのハイブリッドではないほうの前輪駆動車が255万1000~190万7000円だから完全にぶつけてきている。
現時点の受注のうち55%を占める売れ筋の中間グレードのZに試乗した。全長4325mm×全幅1790mm×全高1650mm、ホイールベース2650mmと国内の環境において、車内の広さと取り回しのよさのバランスをとった、多くの人が一番使いやすいと感じるサイズだ。
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