BMW最小SUVは走ってヨシ、使ってヨシの万能車だった X1 xDrive20d M sport【ショートレビュー】
掲載 更新 carview! 文:編集部/写真:編集部 33
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実車を眺めます。流行のアースカラーな「ケープ・ヨーク・グリーン」はエッジの効いたボディラインによく似合っており、オプションカラーではないところもちょっとうれしいポイント。
昨今、巨大化しているキドニーグリルはX1シリーズにも及んでいますが、そこまで巨大化しておらずなかなか端正な顔立ちです。リアまわりもクセがなく、全体的にバランスの取れたフォルムという印象です。
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内装も最近のBMWの流儀にそったしつらえで、サイバー感がありつつも落ち着いた雰囲気。シフトスイッチ類はセンターアームレストの先に備えられ、スマートにまとめられています。シフトスイッチはサイズこそ小さいものの、高い位置にあるおかげで操作も楽チンだし、前後に動かすだけなので慣れるのに時間はかからなそうです。
走りの詳しい印象については、すでに掲載されている各ジャーナリストのみなさまのレビューを参考にしていただくとして、編集の感想を申しますと「操作すべてに手応えを感じるクルマ」なのであります。
この1枠前に乗ったCLA200dシューティングブレイクが「とにかく自然」だったのに対して、ステアリングを切ったときの手応え、アクセルペダルの重さ、加速感など、全てに「私は今このクルマを操作している」と感じさせてくれます。
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平たく言えば、それぞの操作に「手応えを感じさせる重さ」があります。つまりはこれがBMWの「駆けぬける歓び」であり、ドライビングプレジャーというやつなのであります。FFベースのSUVであるX1においても、駆けぬける歓びをしっかりと感じさせてくれます。
無論、ハンドリングは申し分なく、DCTは非常にお行儀がよく、エンジンのパワー感も十分。乗り心地も適度なしっかり感があり快適で、普通の人が普通に乗るだけで、素敵なカーライフを送ることができるでしょう。
さて、試乗車のオプションですが、「ハイラインパッケージ(アクティブシート/Hi-Fiスピーカーシステム/ヴァーネスカレザーのセット)」(24万1000円)、「電動パノラマガラスサンルーフ」(17万2000円)の計41万3000円が装備されていました。オプションを見てみると、その他に数十万円レベルのオプションはないのでこれ以上大幅に高くなることはなさそうです。
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つまりは、それ以外はほとんど標準装備ということで、CLA200dシューティングブレイクの100万円超えのオプションを知った後だととてもお買い得な気がしてしまったの私だけでしょうか…?
いずれにしても、運転が好きだけどいろいろ使えてどこにでも行けて快適なクルマがほしい。そんなわがままな人におすすめできる万能カーなのでありました。
<おわり>
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