新型「BMW X1」登場! ライバル「GLA」や先代X1よりお買い得か検証した
掲載 carview! 文:編集部 37
掲載 carview! 文:編集部 37
>>X1のカタログ情報をチェックする
>>X1のグレード情報をチェックする
>>X1のユーザーと専門家のレビューをチェックする
2月17日に国内販売が開始されたBMWの新型「X1」。ブランドのSUVラインナップでエントリーレベルを担うX1は今回の改良でどう進化したのか、そしてライバル達と比べて「買い」なのか。掘り下げてみたい。
まず、新型X1のグレード構成は以下のとおりで、モダンな印象のxLineとスポーティなM Sportという2つのデザインラインが同価格で用意される。
・X1 xDrive20i xLine:556万円
・X1 xDrive20i M Sport:556万円
・iX1 xDrive30 xLine:668万円
・iX1 xDrive30 M Sport:668万円
<上の写真:iX1>
このうち、「iX1」は前後輪にモーターを備えるバッテリーEV(BEV)となり、これまで内燃機関モデルとは別に扱われていたBEVが、ラインナップ中の1グレードという位置づけになっている。
iX1のシステム出力は最高出力200kW(約272ps)、最大トルク494Nm。0-100km/h加速は5.6秒と発表されており、かなりのハイパフォーマンスぶりだ。さらに、急速充電(CHAdeMO)に対応し、航続距離は465kmと実用性も高めている。
ただ、ご存じのとおり日本の充電環境は整備途上のため、現状では多くの人にとって現実的なのは、内燃機関モデルの方だろう。ということで、ここからは「X1 xDrive20」に絞って、検討を進めていきたい。
X1 xDrive20のスペックを確認すると、2.0L直4ガソリンターボユニットの最高出力は150kW(約204ps)で最大トルクは300Nm。これに7速DCTを組み合わせて4輪を駆動する。なお、新型X1では先代にあったディーゼルが設定されていないが、欧州では発売済のため、今後日本でも追加される可能性はある。
<上の写真:X1(左)とiX1>
新型のボディサイズは全長4500×全幅1835×全高1625mmと、先代のxLine(同4455×1820×1610mm)と比べ、全方位わずかに大きくなっている。
肝心の価格は先代末期のエントリーモデル「xDrive18d xLine エディションジョイ+」(503万円)と比べると50万円以上値上がりしているが、エディションジョイ+はモデルライフ終盤の特別仕様だったうえ、新型は曲面ガラスを採用したモダンなインテリアを採用するなど、ルックス以外も大幅に進化しているから割高感は感じない。つまり、先代を買っておけばよかった、というガッカリ感は心配無用だろう。
次に、ドイツ産コンパクトSUVの好敵手となるメルセデス「GLA」とスペックや価格を比べてみよう。GLAのボディサイズは全長4415mm、全幅1835mm、全高1620mmなので、少しだけ新型X1の方が長いものの、その他はほぼ同じ。
価格を見るとエントリーレベルの「GLA180」は573万円でX1 xDrive20iと17万円高。だがGLA180のパワートレーンは1.3L直4ガソリンターボ(136ps/200Nm)であり、スペックはX1が明確に上回っている。
>>GLAのカタログ情報をチェックする
>>GLAのグレード情報をチェックする
>>GLAのユーザーと専門家のレビューをチェックする
<上の写真:GLA>
また、X1 xDrive20iの4輪駆動に対し、GLA180は前輪駆動となるのも大きな違い。参考までGLAで4輪駆動を必要とすると、2.0Lディーゼル(150ps/320Nm)の「GLA200d」(598万円)となってしまい、プラス42万円のエクストラコストが発生する。ゆえに、ウインタースポーツ等でガンガン使い倒したい、あるいは新車価格のお買い得度を重視する向きはX1を選んだ方がよいだろう。
ただ、街乗りメインなら、GLA180の14.1km/Lに対し、X1 xDrive20iは12.9km/Lという燃費(WLTCモード)に着目してGLAを選ぶのもアリだ。
以上、ライバルとの比較も含めて新型X1を掘り下げてみた。購入検討の参考になれば幸いだ。
>>X1のカタログ情報をチェックする
>>X1のグレード情報をチェックする
>>X1のユーザーと専門家のレビューをチェックする
写真:BMW、メルセデス・ベンツ
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
内外装とグレード見直し 2代目ホンダ・ヴェゼルがマイチェン アクセントカラーや新色採用も
「トンネルできると便利」京都・新名神への新ルート! 長さ3km鷲峰山トンネルに待望の声 犬打峠の府道バイパス2024年度開通
フェラーリのカリスマ、ルカ・ディ・モンテゼーモロが成し遂げたこと 【第3回】マラネッロの改革
【MotoGP】最も簡単なところで転倒してしまった……マルク・マルケス、ドゥカティでの初Vを逃すもポジティブ姿勢「勝利に近づいている」
センチュリーにロールスロイス……2000万円超えは当たり前の日本で買える高級車!! 超高級車はどうやって進化していく?
GRスターレット爆誕! 既に開発はスタートか!? 1トン切りに280万円ってアツすぎる!!
【平嶋夏海】さんとインカム通話体験ができる!「MIDLAND応援キャラバン」が始まった
なぜ車の「サンルーフ」減った? 昔は「あこがれの装備」なのに… 装着するとデメリットも? 近年は「ガラスルーフ」が増加に
【写真蔵】ホンダの新グローバルEV「0(ゼロ)シリーズ」、2つのコンセプトモデルを公開
爆速充電と超豪華な内装を引っ提げたミニバン「MEGA」が爆誕! 驚きの中身とひしめくライバルとの比較
【フォーミュラE】モナコで待望の勝利果たしたエバンス、チームプレイヤーのキャシディ称賛「この優勝は彼のおかげ」
[Pro Shop インストール・レビュー]レクサス RX450h(関克敏さん)by AUDIO.VISUAL.SECURITY FIST 後編
【ホットハッチは好きですか?】ポロGTI生誕25周年モデル登場 227台限定で486万円
史上最強のディフェンダー“オクタ”まもなく登場。V8搭載で2000万円級も初回220台は即完売か
ホンダが斬新デザインの電動SUV「e:NP2」を中国で発売。足元揺らぐBEV市場に不安も…
WR-Vには負けられん! 「ヴェゼル」が新顔「ハント」を加えて色々テコ入れ、格の違い目指す
【1年以内に発売予定!】トヨタ新BEV「bZ3C」&「bZ3X」を中国で世界初公開
マツダが後輪駆動スポーティセダン「EZ-6」を中国で発表! 新型「CX-5」を匂わすSUVコンセプトも
伝説の「パジェロ」に続き「パジェロミニ」も開発中か。三菱が“令和のRV軍団”復活へ
【こりゃ驚いた!】欧州三菱コンパクトSUV「ASX」がマイナーチェンジで顔一新!
【同じに見える人集合】新型ミニはどこが変わった? 新旧の違いを写真でチェック!