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レクサスLCの走りや艶やかな作りこみは、まさに名は体を表すだった

新開発シャシーや10段ATのデキも気になる

そのボディを支えるプラットフォームはこのクルマのために新開発されたもので、基本シャシーはスチール製だが、サスペンションはアルミのアーム類を奢った4輪マルチリンクを採用、スプリングは4輪ともコイルで、ダンパーは電子制御可変式を用いている。

ブレーキは、フロントが6ポッドの、リアが4ポッドのアルミモノブロックキャリパーを備える、4輪ベンチレーテッドディスクを採用。要するにシャシーには、エアサスなどの特殊なメカニズムこそ使っていないものの、高度なスペックを配しているというわけだ。

パワーユニットは2種類ある。ひとつは5リッターV8 NAをフロントミドシップに積むモデルで、車名は「LC500」、もうひとつが3.5リッターV6にリチウムイオンバッテリー駆動の電気モーター2基を組み合わせたハイブリッドで、車名は「LC500h」になる。

トランスミッションは前者が新開発の、世界で最も多段な10段ATと組み合わせられ、後者はハイブリッド用の電気式無段変速機を搭載するが、こちらもパドルによって10段階のマニュアルシフトが可能になる。駆動するのはどちらも後輪である。

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