ホンダN-WGNはシンプルで素直。普通がしっかりと作り込まれたクルマだった
掲載 更新 carview! 文:伊藤 梓/写真:篠原 晃一
掲載 更新 carview! 文:伊藤 梓/写真:篠原 晃一
実用的な使い勝手もきちんと考えられている。リアゲートの開口部は驚くほど大きくて、荷室はスーパーのカートをクルマに寄せたときに積み下ろししやすい高さになっている。最近の軽自動車には室内に細かい収納がたくさんあるが、実際はすべて使いこなせていなかったりする。
その点、N-WGNの快適装備は、必要最低限+ちょっとしたおもてなし程度にとどめているところが好印象だ。しかも先進安全装備の「Honda SENSING(ホンダ センシング)」まで標準で付いているなんて……。今年の個人的カー・オブ・ザー・イヤーの暫定1位は、トヨタ「RAV4」だったのだが、N-WGNに乗ってみてその地位が揺らいでしまった。
新型のN-WGNは、一見するととても普通のクルマだ。「軽自動車にしては大きい!」とか、「軽自動車にしては豪華!」といった、「軽自動車にしては○○!」というサプライズが少ないから、そう見えるのも当然だろう。N-WGNは「軽自動車の元からの志を忘れず、今の最新技術の粋を尽くして作りました」と、軽自動車の本質に真摯に向き合ったモデルに思える。
なんでもないような普通のクルマだからこそ、世の中にたくさん広がっていく。でも中身はしっかり作り込まれているので、たくさんの人の生活をじんわりと豊かに変えていく。今の時代は、こういう素直でシンプルなクルマが必要なのだろうと改めて思った。
----------
伊藤 梓(いとう あずさ):ライター
クルマ好きが高じて、グラフィックデザイナーという異業種から自動車雑誌の編集者へと転身。2018年からクルマの魅力をより広く伝えるために独立。自動車関連のライターのほか、イラストレーターとしても活動している。
【 ホンダ N-WGNのその他の情報 】
ホンダ N-WGNの中古車一覧
ホンダ N-WGNのカタログ情報
ホンダ N-WGNの買取相場
次のページ>>スペック
ログインしてコメントを書く
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
【ホットロッドショー】ロイヤルエンフィールド「ショットガン650」が大化け! 昨季アワード3冠のマシンも登壇
【気になるクルマ2025】日産のやる気を感じる「新型リーフ」と「ルークス」、そして三菱の「デリカミニ」の新鮮度をズバリ評価
【ワークマン】累計60万点突破の「着るコタツ」ヒーターウエア“WindCore”シリーズ最新4アイテムが登場!
国道2号~山陽道“直結”の「無料高速」が開通! 12kmも「信号なし」で加古川沿いアクセスを劇的改善! 神戸・姫路にも行きやすい「東播磨道」11月末に全通 兵庫
国産HVの脅威となるか⁉︎日本初導入のBYD製ハイブリッドSUV「SEALION 6」登場
“軽自動車”よりも安い! 日産「“ニセ”GT-R」登場!? “格安の140万円”&なんか「小さいボディ」採用! 2.5L「V6」×MT搭載の「R35!?」独国サイトに登場
中露の「巨大な怪鳥」と空自機が睨み合い!? 沖縄を通り越して“四国沖まで”共同飛行 防衛省が画像を公開
ホンダが開発した後付け“電動アシスト自転車”システム「スマチャリ」がついにキット化! 多様な自転車で利用可能に!? ネットでの反響とは
「憧れのナナハンキラー」ライバル比較試乗でヤマハの2ストが見せた圧倒的な性能とは
“エスティマ後継機”なトヨタ「“新”8人乗りミニバン」に反響多数! 約620万円からでヘビーメタル新設定に「日本導入して」「欲しい」の声も! 4WDもアリの米国「シエナ」が話題に
クルマはアイドリングストップする? だったら気を付けたい冬エアコンの“禁じ手”
レクサスが次世代のBEVスポーツモデル「LFAコンセプト」を公開
トヨタ新型「ハイラックス」の国内仕様はディーゼルのみ。豪州のBEV仕様は“鉱山向け”という割り切った電動化プラン
【激戦】の軽スーパーハイトSUV。新型「デリカミニ」が「N-BOXジョイ/スペーシアギア/タントファンクロス」を追い詰める!?
「スーパーワン」が“白ナンバー”ってどうなの? それでも「文句なく走りを楽しめるクルマ」がホンダから出る必然性とは
人気のクロスオーバーSUVに、なぜ便利な“スライドドア”が採用されないのか? たった1つの“例外モデル”とは
「ジムニー」にACCが付いたのは時代とユーザーが普通になったから? それでもガチ勢向け“素うどん仕様”が欲しい理由
【ついに“本物のハイブリッド”になった?】スバル新型「クロストレック S:HEV」試乗。走りの鋭さも静粛性も“従来e-BOXERとは別物”だった
「GR GT」が新開発の4.0L V8ツインターボ+ハイブリッドの“FR”になった訳。“速さ”以外にも譲れなかったこととは
新型「エルグランド」は“電動化”で値上がり確実。いま“400万円前半の現行”をお得に狙うべきこれだけの理由
「ハイラックス」が火をつけた国内ピックアップトラック人気。三菱「トライトン」に続いていすゞ「D-MAX」やマツダ「BT-50」もアリじゃない?
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!