定番人気の軽ワゴン「ワゴンR」の中古車が安い。コスパ重視派なら覚えておきたい“買っていい年式・ダメな年式”

ワゴンR（4代目）

コスパ最強「ワゴンR」は先進装備が少ない4代目か5代目

中古のワゴンRに高い燃費性能や走行性能を期待することはできませんが、日常的な移動手段としての実用性と快適性は十分に備わっています。

中古車価格が安いため「定期的に乗り換える」あるいは「乗り潰す」といった、割り切った使い方に最適なクルマといえそうです。

加えて、維持コストが安く抑えられる点も4代目と5代目のワゴンRを選ぶメリットです。

これらの年式には、先進安全装備が搭載されていない個体がほとんどであるため、自動ブレーキなどの装備に起因する故障やトラブルのリスクを避けられます。

アイドリングストップシステムが搭載されていない個体を選べば、バッテリー交換費用を安く抑えられるうえ、EGR（排気ガス再循環装置）も備わっていないため、近年多く見られるスロットルバルブなどの汚れによる不調も起こりにくいメリットがあります。

また、一般的に故障リスクが高いターボエンジンモデルや4WDモデルを避ければ、故障の頻度をさらに抑えられるかもしれません。

状態の良い個体を探すには、車両を吟味できるだけの知識が必要となりますが、とにかく安く車を手に入れたい人や維持費を抑えたい人にとって、ワゴンRの中古車は非常に魅力的な選択肢となるはずです。

（終わり）

（写真：スズキ）