メルセデスのTOPデザイナーにインタビュー
掲載 更新 carview! 文:岡崎 五朗/写真:菊池 貴之
掲載 更新 carview! 文:岡崎 五朗/写真:菊池 貴之
このレポートは新型メルセデス・ベンツSクラスのデザインがテーマだ。しかしデザインへと話題を進めていく前に、まずは新型Sクラスがどんなクルマであるかを簡単におさらいしていこう。
新型Sクラスは自動車の未来を切り開き、新しい時代の幕開けとなる存在である。そんな言葉を裏付けるように、新型Sクラスは自動車の未来へのビジョンをいまもっとも明確に示しているクルマだ。数々のセンサーやカメラが、高度なプロセッサーと複雑なアルゴリズムによって包括的に処理され、クルマが人間と同じように考え、行動する。近距離用レーダー、中距離用レーダー、遠距離用レーダーにステレオマルチパーパスカメラという組み合わせは現段階での最強コンビ。夜間には赤外線カメラが作動し、暗闇に潜むリスク対象物をディスプレイに映し出す。もしそれが人間であればヘッドライドをフラッシングさせて注意を促し、動物と判断すれば刺激を与えないようプログラムされている。
ステレオマルチパーパスカメラは、前方の車線を認識しステアリング操作をアシストするのにも使われるが、安全性だけでなく快適性にも貢献する。前方の路面の凸凹を立体的に捉え、タイヤが凸凹を乗り越えるまさにその瞬間にダンパーを調整するのだ。前方にコブを発見したスキーヤーが膝の力をスッと抜いてショックをいなすのと同じ原理。テストコースで試作段階のこのシステムを体験したことがあるが、その乗り心地はこれまで体験したことのない異次元レベルに達していた。
その他、エアクッションによるマッサージに温熱機能を加えたホットストーンマッサージ機能やエアバッグ内蔵シートベルト、効率の高いエンジン群、ハイブリッド(将来的にはプラグインハイブリッドやディーゼルハイブリッドも登場する)、ホワイトボディで約100kgの軽量化を実現したスチールとアルミのハイブリッドボディ、内外装で合計500個のLEDを使った照明、クラス最高となる0.24のCd値など、現在考え得る最先端の技術が惜しみなく投入されている。
メルセデスが新型Sクラスを通して我々にアピールしているのは、今も昔も、そして未来においても、ラグジュアリーカーの頂点に立ち続けるのはSクラスをおいて他にはないという揺るぎない自信と情熱だ。そしてその想いは、当然ながらデザインにも大きな影響を与えている。
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