好調ボルボXC40に新たにT4エンジンを追加。長い納車待ち以外に欠点はない?
掲載 更新 carview! 文:塩見 智/写真:菊池 貴之
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ちなみに、ボルボは2015年に日本にディーゼルエンジンのD4を導入して各モデルに設定した。力強いにもかかわらず燃費もよく、またボルボは排ガス関連の不祥事とも無縁で、既存モデルの販売台数を大幅に回復させた。にもかかわらず、ボルボ・カー・ジャパンは2017年に発売されたXC60を最後に今後はディーゼルモデルを設定しないことを決めた(既存モデルの販売は継続する)。
つまりV60同様、XC40にはこの先もディーゼルは設定されない。その代わりとして彼らがツインエンジンと呼ぶプラグイン・ハイブリッドの設定を拡大する計画のようだ。ディーゼル好きとしては残念だが、これも選択と集中の一環だろう。
XC90、V90、S90、XC60、V60と、ここのところボルボが発売したモデルはすべてSPA(スケーラブル・プロダクト・アーキテクチャー)というプラットフォームを用いて開発され、いずれも従来モデルに比べて、乗り心地、ハンドリングともに大幅レベルアップを果たした。
これに対し、XC40はCMA(コンパクト・モジュラー・アーキテクチャー)というプラットフォームが用いられている。SPAとCMAはいずれも前車軸とバルクヘッド(フロントドア前端付近)部分のみ固定されるが、それ以外の部分は自在に伸縮させることができるため、SUVやセダン/ワゴンをつくり分けることができる。そのうちCMAを用いて開発された40シリーズの追加モデルが登場するのは間違いない。それがVなのかSなのか、両方とも出てくるのかはわからないが。
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