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“安さが売り”も失速する「WR-V」。低迷の理由はユーザーが“車両価格”を重視していないから?

ユーザーが重視するのは「車両価格そのもの」ではない?

前出のある業界関係者は、「最近は車両価格の持つ意味が薄れつつある」と話します。いったい、どういうことなのでしょうか?

「近年では、残価設定ローン(残クレ)や個人向けリースの普及により、現金一括で新車を購入するユーザーというのは減少傾向にあります。

残価設定ローンや個人向けリースを利用するユーザーにとって、もっとも重要なのは月々の支払額です。逆に言えば、月々の支払額が予算内に収まっているのであれば、車両価格そのものには大きな意味がないということになります。

たとえば、ベースグレードに比べて数十万円高価な上級グレードを選んだ場合でも、月々の支払額には数千円程度の差しかないことがほとんどです。であるなら、あえて機能装備を制限する必要はないと考えるユーザーも多いようです。

一方、残価設定ローンや個人向けリースを利用せず、なおかつ少しでも手ごろなモデルを求めるユーザーは、もはや新車を選ぶメリットはありません。

それがよいことなのかはさておき、こうした構造により、WR-Vのような『割安だが機能装備が制限されたモデル』の成立を難しくしているものと考えられます」

近年、物価高騰などの影響から、車両価格の上昇が避けられない状態となっています。多くの自動車メーカーは、機能装備やグレード構成の見直しなどにより、車両価格の上昇の影響を最小限に抑える努力をしています。

しかし、WR-Vの低迷を見ると、実際のユーザーが重視するのは“車両価格そのもの”ではないのかもしれません。

(終わり)

(写真:ホンダ、トヨタ)

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  • 2025/9/30 12:12

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    「装備が一世代前」「4WDが無い」「電動パーキングが欲しい」という指摘もあるが
    日本で販売されるWRVは、そもそも「基本の装備 今の法規制で必要最低限の α」程度で
    販売価格の抑制を実現しようとした車。

    では、ビッグマイナーチェンジで
    「4WDを設定」「電動パーキングを標準装備」「ハイブリッドモデルの追加」
    したとして、売れるかというと、やっぱり売れないんだと思う。

    昨今の新型車が出るたびに「高すぎる」「不要な装備が多すぎる」といった
    声が有るので、メーカーとしてそれに応えてみたのだろうが、やっぱり
    一部ユーザーの「買う買う詐欺」だったのかもしれない。


  • 2025/9/30 11:55

    違反報告

    そもそもWR-Vは、10年前の装備でいいから10年前の価格で出してほしい人向けの車なんですよね。最新で少しでもいい機能を詰め込んだSUVの傑作はヴェゼルがあるので、そこまでじゃなくても手ごろに買いたい人向けの製品だった。安全装備含めだいたい前のステップワゴンとかフリードくらいのを流用し新規開発しないでジェネリック的な製品としているので、記事のコンセプトとはちょっとズレてるかなと。
    ホンダの誤算は安いのが求められてないとかじゃなくて、円安で思ったほど価格差が作れなかったことと、その分のギャップを埋めようとしたらリアとかが思ったより安っぽくなったことじゃないですかね。
  • 2025/9/30 11:54

    違反報告

    SUVなのに4WDの設定がないのが致命的。
    雪が降らない地域だと別にいいが、降る地域だと選択肢から消える。

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