【約3割は初スバル】なぜ他社ユーザーが新型「フォレスター」を選ぶのか？ その理由を4つの視点から探る

新型フォレスター

充実した装備のおかげで大幅な価格上昇にも納得感

要因その4

最後に価格について触れておきたい。新型フォレスターは、ストロングハイブリッドで先代比80万円前後、ガソリンターボでも50万円近い価格上昇がある。

しかし、販売現場からは「価格がネックになって購入をためらう」といった声はあまり多くは聞かれないという。その理由のひとつが、標準装備の充実にある。

ナビゲーションやETCなど、これまでオプション設定だった装備の多くが標準装備となり、いわゆる「支払総額」における追加負担が少ないことが、価格納得感につながっている。

こうした仕様の明快さや、「見積もりと実際の支払い額の差が少ないこと」が、購入決定の後押しになっているという。

新型フォレスターは、既存のスバルファンに限らず、初めてスバルを検討するユーザーにとっても「選びやすい1台」として位置付けられている。デザイン、燃費、乗り心地、そして価格構成…それぞれの変化が、他メーカーからの乗り換えという現象につながっている。

（終わり）

（写真：スバル）