【いよいよ今週末に開幕！】人気急上昇中の耐久レース「S耐」の魅力とは？ 一味違った楽しみ方も解説

2024年の「スーパー耐久シリーズ」の様子

現地ではレース以外の楽しみ方も

スーパー耐久は、ファンにとってもひと味違ったモータースポーツということができます。

SUPER GTやスーパーフォーミュラのようないわゆるスプリントレースでは、決勝レースの時間が比較的短いため、サーキットを訪れるファンは「レースを観ること」自体がその目的となることがほとんどです。

一方、最低でも3時間、最大では24時間ものあいだレースが行われるスーパー耐久では、レースを最初から最後まで観戦をするというファンは極めて稀です。

そのため、近年では各サーキットがレース中のさまざまな楽しみ方を提案しています。

たとえば、2025年シーズンの開幕戦が行われるモビリティリゾートもてぎでは、バーベキューを楽しんだり、大人数で利用できる多種多様な観戦席を用意しています。

また、モビリティリゾートもてぎ内には、バラエティ豊かなアトラクションがある遊園地や、ホンダの歴史的名車が並ぶ「ホンダコレクションホール」などもあり、ファミリーでもレース観戦しやすい環境が整っています。

同様に、国内唯一の24時間耐久レースが行われる富士スピードウェイでは、テントでの宿泊が可能なスペースが多く用意されており、その付近には数々の飲食店が並び、さらには花火や映画上映などのイベントが行われます。

もちろん、その横では本気の戦いが繰り広げられています。

こうした非日常の環境もまた、スーパー耐久ならではと言えそうです。

2025年シーズンのスーパー耐久は、3月22日～23日にモビリティリゾートもてぎで開幕し、鈴鹿サーキット、富士スピードウェイ（24時間レース）、スポーツランドSUGO、オートポリス、岡山国際サーキット、富士スピードウェイの順に計7戦で争われる予定です。

スーパー耐久は公式YouTubeチャンネルでライブ配信も行われますが、ぜひサーキットでその熱き戦いを観ながら、一味違ったレース観戦を体験をしてみてはいかがでしょうか？

（終わり）