トヨタが“空からの視界”を手に入れる？ ドローンが切り開く次世代のクルマの走行支援とは

トヨタ ランドクルーザー250「画像：APOLLO NEWS SERVICE」

これまでにない立体的な運転支援が実現するかも

トヨタはFAAへの申請で「オペレーターは位置確認や地形把握のため、樹木の上空を飛行させる場合がある」と説明しています。これは単なる空撮用途ではなく、車両のセンサーを補完する運転支援システムとしての利用を想定しています。

発想としては大胆ですが、実現すれば大きな意味を持ちます。ドローンが車の周囲や下方を撮影することで、ドライバーはより広い範囲の情報を得られ、ルートの選択や操作判断の精度を高めることができます。トヨタは、この技術が“より安全で的確な運転”を可能にするとしています。

車のセンサー技術はすでに高精度化が進んでいますが、空からの視点が加わることで、その可能性はさらに広がります。地上と上空のデータが連携することで、これまでにない“立体的な安全支援”が実現するかもしれません。