新型ブーン/パッソ試乗。企画からダイハツ担当で完成度はどうなる?
掲載 更新 carview! 文:佐野 弘宗/写真:望月 浩彦 1
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ダイハツの宿敵スズキのスモールカーは、細かな完成度に多少の高低はあっても「クルマの運転感覚はかくあるべし」といった一貫した思想が伝わってくる。グローバル市場をねらうイグニスはもちろん、ブーン/パッソと同じ日本専用車であるソリオにしてもそうだ。さらに、スズキの最新スモールカーのプラットフォームは全車がグローバルの最新型を使っているし、もっというとスズキは軽にいたるまで、味つけが統一されている。
ダイハツは軽を含めて、各車の味つけがバラバラな感が強い。まして、ブーンは事実上ダイハツのフラッグシップだ。そこにコペンで見せたような、自身の走り思想を込めないでどうする。また、件のプラットフォームも、台数がかぎられる日本専用車は従来型を改良して使ったほうが効率的なんだろうが、好き者としてはちょっとさびしい。
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