新型CX-5の第一印象はザ・熟成。ここからが本当の勝負かもしれない
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:菊池 貴之
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「変化のための変化はさせるつもりありませんから」(チーフデザイナー諫山慎一さん)
いよいよついにコノ手で来ちゃいましたか。そう、来年2月にフルモデルチェンジするマツダの新型SUV、2代目「CX-5」ですよ。CX-5は、今の絶好調マツダのスカイアクティブ革命のトップバッターで、ある意味その好調ぶりを最も体現するモデル。というのも今となっては不思議に思うくらいだけど、2012年に初代CX-5が出る前、マツダの将来は正直読めなかった。リーマンショック以来4期連続最終赤字で、今のディーゼル革命、デザイン革命、全ラインナップ相似設計はCX-5が最初。実際に出てみるまでは海のものとも山のものとも知れなかったわけです。
だが、その後の活躍はご存じの通りで、日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞しただけでなく日米で売れ続け、今じゃグローバル年間販売台数が約37万台(2015年)の完全屋台骨。「1番バッターが4番バッターになっちゃいましたね(笑)」と開発本部長の松本浩幸さんも認めるように、台数はアクセラとほぼ同じマツダ車1位で、収益面では全体の4割を占めるダントツ1位。それだけに4年ちょっとでフルモデルチェンジしてきたし、スキなくアップデートしてきたというわけ。
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