新型「エルグランド」は燃費大幅向上、シートアレンジ、走り自慢などの目玉機能で「アルファード」と勝負する
掲載 carview! 文:モンキープロダクション 125
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2025年3月、経営不振の日産は、近い将来の新商品や新技術の投入計画を公開。その中には、日本市場向け“大型ミニバン”の2026年度の発売も含まれていました。この時は車名が伏せられていましたが、それが次期エルグランドであることは明白でした。
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同時にパワートレーンには、日産独自のハイブリッドシステム「e-POWER」の第3世代が採用されることも公表されました。これは現在の第2世代システムに比べて高速走行時の燃費を最大15%向上させることを目指しているといいます。
純モーター駆動というe-POWER最大のメリットを活かしつつ、第3世代がe-POWER最大の弱点だった高速燃費が克服してくるのであれば、e-POWERの魅力が高まることは必至です。
また、基本設計の古さもあって、これまで搭載できなかった先進安全装備「プロパイロット」の最新バージョンが導入されることも間違いないでしょう。車格を考えれば最新のフル機能が搭載されることも確実で、一定条件下でのハンズオフドライビングなどができるようになれば、大型ミニバンに求められる長距離ツアラーとしての快適性も大きく向上するはずです。
実用面では、ミニバン設計の大きなポイントでもあるサードシートがどうなるかも注目です。現行型はシンプルに背もたれを前倒しする床下収納ですが、収納時のフロアが高く、自転車などの積載時にはデメリットとなります。同じスタイルのまま機能性を向上させるのか、あるいはアルヴェル同様の左右跳ね上げ式となるのか、それともどちらでもない新しいスタイルか…いずれにしても、このあたりのユーティリティの改善にも期待です。
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