「クロストレック」最強ハイブリッド登場。トヨタ式HVとスバル4WDの悪魔合体が生む“〇と×”
掲載 更新 carview! 文:編集部/写真:SUBARU 38
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スバルがついに「ストロングハイブリッド」を発表しました。日本ではまずエントリーSUVの「クロストレック」に搭載され、12月に発売予定。ちなみに販売店の予約開始は10月17日~となっています。
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このストロングハイブリッドはカンタンに言うとスバル自慢の水平対向エンジンや4WDシステムに、プリウスなどと共通のトヨタ式ハイブリッドを組み合わせたもの。
こう書くと、トヨタからハイブリッドユニットをもらってくっつけたお手軽設計のようにも聞こえますが、エンジンを縦置きするシンメトリカルAWDに組み込むために、前輪用デフ・駆動用と発電用の2モーター・トランスミッション・4WDのトランスファーをFRトランスミッションと同等サイズのハウジングに詰め込んだ「ハイブリッド用トランスアクスル」をゼロから自社開発する大掛かりなものとなっています。
その結果、パワー&トルクは大幅向上。0-100km/h加速では現行のマイルドハイブリッド車比で2.1秒も短縮しています。
・新型の2.5L水平対向4気筒+ストロングハイブリッド
エンジン|160ps/209Nm
モーター|120ps/270Nm
・従来の2.0L水平対向4気筒+マイルドハイブリッド
エンジン|145ps/188Nm
モーター|13.6ps/60Nm
そしてカタログ燃費も20%向上。マイルドハイブリッドのWLTC燃費は4WDで15.8km/Lなので、ストロングハイブリッドは計算上約19km/Lに。20km/L超えを期待していたユーザーも少なくなさそうですが、4WDということもあってか大台には乗りませんでした。
<周辺モデルの4WD車の燃費>
日産 キックス X FOUR|19.2km/L
ホンダ ヴェゼル e:HEV Z|21.3km/L
トヨタ ヤリスクロス ハブリッド Z|26.0km/L
一方、燃費向上と同時に“走破性をさらに高めた”のがスバルらしいポイント。4WD機構も、前輪のスリップを検知してから後輪を駆動するスタンバイ四駆ではなく、プロペラシャフトを通して常に後輪にも駆動がかかる、スバル伝統の機械式AWDを採用しています。
(次のページに続く)
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