レクサスNX、開発者に聞く。世界初技術も採用
掲載 更新 carview! 文:島下 泰久/写真:トヨタ自動車
掲載 更新 carview! 文:島下 泰久/写真:トヨタ自動車
さてレクサスと言えば、実は4月1日付けで体制変更が行なわれ、プレジデントには福市得雄氏が就任した。ここ数年でハードウェアとしての評価を一気に高めてきたレクサスを踏まえて、今後ブランドはどこに向かうつもりなのかをうかがった。
「欧州のプレミアムブランドと同じ方向性では絶対に勝てません。ではどうするか。まず品質は絶対に負けない。その上でこれからは環境と走りの両立がこれまで以上に大事になってくると思います。今、40代くらいで社会の中心となっていて、団塊世代の物欲や浪費を反面教師的に捉えている人達。彼らに共感してもらいたい。」
しかし彼らは、移動の手段としてのクルマにはそれほど感心を抱いていないかもしれない。そこにはどう切り込むのか。
「時計と同じようにクルマを見れば持ち主がどんな人なんだと周囲も何となく想像できますよね。その中で『ああいう人に見られたい』というクルマにしていきたい。そのために特にデザイン部門には『絶対にフォローはするな』と言っています。他社を知ることは大事ですが、追求するのはオリジナリティだと。」
実は福市氏はトヨタ自動車のデザイン本部長も兼任。デザインにはとりわけこだわりがある。
「デザインはスタイルのことではありません。表層ではなく本質。まず骨格をちゃんとさせないと、色々ラインを入れたり面を捻ったりしてもバレるんです。スピンドルグリルにしても単なるカタチではなく機能からの要求が先にありました。だから極端な話、中身が変わったらそのカタチも変わっていってもいいんです。」
レクサスNXの大胆なスタイリングは、まさにそんな新体制レクサスを象徴するものと言える。もちろん走りだって疎かにされることはないはず。まさに福市氏の言葉の通り、そしてNXの開発過程の話にも出てきたように、デザインと走りはもはや分けて考えられるものではないのである。
ますますステアリングを握るのが楽しみになってきたレクサスNX。チャンスが巡ってきたら、その時にはまたここで紹介できるはずだ。
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