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LFA プロトタイプに試乗 国産スーパースポーツ!

しなやかな足、洗練されたセミAT

さすがレクサスと思ったのはドライビングシートにお洒落な革シートが用意されていたこと。だが個人的にはオプションで用意されるレカロのセミバケットが良い。インテリアは超ハイテクな雰囲気を持つ“アキバ系”なのだ。

ライバルのスーパーカー達の弱点である洗練されたカーナビが用意されるが、操作系インターフェイスはすでにレクサスRXなどでおなじみのマウスタイプだ。インパネ正面には10000rpmまで刻まれたデジタル技術で作られたアナログのタコメーターが居座り、スピードはデジタル表示される。このタコメーターの色が変わってレブリミットに近づいたことを知らせてくれる。

いよいよエンジンに火を入れるときがきた。「キュルキュル」とスターターの回転音が聞こえると同時にV10は目を覚ます。その時の叫び声が凄い。走りだす前からアドレナリンが沸き上がる。静かにパドルを使ってギアを1速に入れた。トランスミッションはシングルクラッチの2ペダル6段MT。このLFAが企画された時はツインクラッチがなかった時代なのでやや古風な感じがするが、フェラーリを考えればシングルクラッチでも問題はない。レースでは変速が遅いと思ったが、ロードカーでは充分な変速スピードである。

さすがレクサスらしく変速ショックは抑えられてるので、とても上品で感じがよい。1速に入れた瞬間の骨に響くコツンというショックも感じられない。ギアボックスの変速スピードはコクピットから調整可能で、一番早く変速するモードにしても変速ショックはそれほど大きくない。フェラーリのF1マチックよりははるかに洗練されていると思った。

ニュル近郊のカントリー路をドライブ。いつかのショーで展示されていたLFAのオープンカーが欲しくなった。屋根がなければ、もっとV10サウンドが愉しめるはずだ。

乗り心地もこの手のスーパースポーツとしては例外的にしなやかだ。ラクシュリーなセダンの乗り心地のよさとは種類が違うが、サスペンションのフリクションが取り除かれ、サスペンションがよく動く。ゴードン・マレーが開発した初代のマクラーレンF1に乗り心地が似ている。フロント・ダブルウィッシュボーン、リア・マルチリンクというサスペンションがフル・ストロークになると、強靱なカーボンボディが振動をうまく処理する。

一般道路で乗り心地の洗練度に感激しながらアウトバーンに入ると、空気の壁と勝負する時がきた。クルマが空いた瞬間を狙って、スロットルを思いきり踏み込む。1速、2速と9000回転まで回すともう100km/hを超えてしまう。6速で100km/hは2500回転。3速、4速と再び9000回転まで回す。200km/hを軽く超え、5速9000回転では280km/hに達した。このあたりから空気の壁と馬力が釣り合い始める。LFAは比較的コンパクトなので、前面投影面積が小さく、空気抵抗係数Cdも小さいので、最高速には有利だ。空に突き抜けるような音、力強い加速、俊敏なエンジンのレスポンス。高速安定性は文句なく、ご機嫌な高速ドライブが味わえた。

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