【気付ける?】バッテリーから見た目、走りまで…三菱「アウトランダー」の改良が“フルモデルチェンジ級”だった
掲載 carview! 文:編集部/写真:三菱自動車 21
掲載 carview! 文:編集部/写真:三菱自動車 21
まずはデザインから。大容量バッテリーを搭載しPHEVシステムを採用するアウトランダーは、その分車両価格が高価ということもあり(新型は526万3500円~668万5800円)、価格的にはレクサスやドイツ系の高級SUVがライバルとなってくる。そのため、価格に見合った高級感が求められてきた。
エクステリアでは、一新することで新鮮味を出す手段をあえて取らずに、好評だったデザインをそのまま踏襲。フロントグリルや前後のスキッドプレート、リアコンビランプとホイールの細かなリファインにとどまるが、従来一体だったグリルをボンネットから独立させ、ボンネットをアルミから鉄製へと変更した。
今回、欧州に本格展開するにあたり、高速域でのボンネットのバタツキを抑えるのが素材変更の理由だそうだが、グリルがバンパーと一体になりスキッドプレートの意匠も変更されたため、バンパーとフェンダーを新たに製作。同時にチリの精度を追い込み、パッと見た際の印象を高めるという、言われないとほとんど気付かないマニアックな変更が加えられている。つまりフェンダーから前部分はほぼ新作でかなりお金がかかっているのだ。
「そこまでしなくても……」という声が聞こえてきそうだが、「本物のプレミアム」への開発者の妥協のないこだわりがそこには詰まっていた。
>>フルモデルチェンジ級に新しくなった「アウトランダー」を写真でチェックする
インテリアも、新たにシートクーラー(ベンチレーション)を追加したため、クッション材や構造を作り直し、“高級車”としてステッチ間隔や高さの精度を徹底追求。車内灯をLED化し、光り具合や消え方を何パターンもトライ&エラーして作り上げたそうだ。高級車にはこういう“地味”なことが結構大事だったりするのである。
12.3インチの大画面ディスプレイなども採用され、車内に乗り込んだ瞬間全体として言葉にできな良い雰囲気に包まれるのは、細部まで丹念に作り込んだ結果だろう。奇抜さや分かりやすい高級感はないが、三菱のSUVらしい質実剛健さで細部まで気を配った“良いもの感”がそこにはあった。
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