「ヤリス」が売れ続ける理由。トヨタが描く“ハッチバックからSUVまでの完全包囲網”
掲載 carview! 文:APOLLO NEWS SERVICE 38
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ヤリス クロスの存在が示しているのは、トヨタの戦略的な商品配置の巧みさです。
ヤリスとヤリス クロスのユーザー層は、実はほとんど重なっていません。ヤリスが「実用の最小単位」だとすれば、ヤリス クロスは「実用に少し余裕を加えた日常車」です。このさじ加減が絶妙で、どちらも独立した人気を得ています。
クロスオーバーSUVを検討している場合、その上には「カローラ クロス」が位置します。ヤリス クロスより一回り大きいサイズ感でターゲット層は明確に分かれています。カローラ クロスはファミリー層を中心に、ゆとりある空間と積載性を重視するモデルです。
一方のヤリス クロスは、都市部の単身・夫婦層に向けて、扱いやすさとデザイン性を両立させたモデルとして定着しています。この“価格とサイズの階段”を緻密に設計し、ユーザーがトヨタの中で自然にステップアップできるよう構成されている点が特徴です。
この“トヨタの中で完結する仕組み”こそが、ヤリスシリーズを支える強力な戦略的基盤といえます。
販売現場でも「どのトヨタ車を選ぶか」で悩む人は多い一方、「トヨタ以外にするか」で迷うケースは少ないといわれています。この現象は、トヨタがいかにユーザー心理を読んだラインナップを築いているかを物語っています。
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