新型コンチネンタルGT、注目はハイエンドGTを再定義する豪華なキャビン
掲載 更新 carview! 文:山崎 元裕/写真:ベントレー モーターズ ジャパン
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だがさらなる感動は、インフォニット・チェックアームと呼ばれる、ダンパーで開閉スピードがコントロールされるドアを開き、そのキャビンへと我が身を委ねた時に訪れる。初代と2代目のコンチネンタル GTの間には、インテリアでさほど大きな変化がなかったことを考えると、新型のそれはまさにコンチネンタル GTに、新たな時代が到来したことを物語るかのような話題に満ち溢れている。
新型コンチネンタル GTのキャビンは、とにかく美しく、そしてラグジュアリーだ。ベントレーのエンブレム、フライング「B」をモチーフに、センターコンソールから左右のドアへとシームレスに連続するラインは、ドライバーとパッセンジャーを優しく包み込み、そして上質な空間に身を置くことの幸せというものを改めて考えさせてくれる。スイス製の高級自動巻き時計の地板から発想を得たというパネル装飾の「コート・ド・ジュネーブ」、あるいは新デザインのキルティング「ダイヤモンド イン ダイヤモンド」。ベントレーが誇る熟練した職人は、これらの新たな技法を習得したことで、さらなる高みへと導かれた。
デジタル化されたメーターパネルや、センターコンソールの上部に装備することができるローテーションディスプレイには、ニューモデルとしての斬新さや高い機能性が表れている。新採用されたローテーションディスプレイは、12.3インチサイズのタッチスクリーンを表示するデジタル・ディスプレイのほかに、外気温、コンパス、クロノグラフという3個のアナログメーターをシンプルにレイアウトしたアナログ・ディスプレイ、そしてエンジンオフ時には全体がウッドパネルとなる、3タイプのデザインが楽しめるもの。デジタル・ディスプレイではインターネットへの接続はもちろんのこと、スマートフォンとの連携など、最新世代のコネクティビティが、カスタマーに提供されることになる。
走行中のキャビンは、ともかく快適な空間だ。二重ガラスを採用したサイドウインドウは、不快な周波数のノイズを効果的にカットし、またシートも標準で12ウェイ、オプションでは20ウェイの調節機能を持ち、素晴らしい座り心地を提供してくれるから、長時間の移動でも疲れは最小限に抑えられる。リアシートも短時間の移動ならば、必要にして十分と思えるスペースが確保されている。
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