【販売実績で考える】「ノア／ヴォクシー」の同門対決は大接戦！ ミニバン市場を制する兄弟の“個性”を比較してみた

トヨタ ノア（左）、トヨタ ヴォクシー（右）

「ノア／ヴォクシー」それぞれの魅力を比べてみた

2024年度の乗用車ブランド通称名別販売台数ランキングによると、トヨタのミドルクラスミニバン「ノア」と「ヴォクシー」は、いずれもトップ20にランクインしている。しかし、その販売台数には差が見られる。

ライバルの日産「セレナ」とホンダ「ステップワゴン」との差も見ながら、その違いについて考察してみた。

日本自動車販売連合会（自販連）の2024年度販売台数ランキングでは、ノアが7万3721台で11位。一方、ヴォクシーは7万2770台で12位だった。

その差はわずか951台という大接戦で、ノアがヴォクシーを若干上回る結果となっている。

ノアとヴォクシーは兄弟車であり、基本的なプラットフォームやパワートレーンは共通である。しかし、両者のターゲット層とデザインコンセプトは明確に異なる。

ノアの魅力は、その普遍的で親しみやすいデザインにある。老若男女問わず受け入れられやすい、クリーンでシンプルなエクステリアは、幅広い層にマッチするバランスの取れたモデルといえるだろう。

一方、ヴォクシーの魅力は、よりアグレッシブで個性的なデザインにある。シャープなヘッドライトや大型のグリルなど、若々しくスポーティな印象を与えるエクステリアは、個性を重視するユーザーや、ミニバンにもスタイリッシュさを求める層に響くだろう。

（次ページに続く）

#ノア #ヴォクシー #トヨタ #セレナ #ステップワゴン #ミニバン