日産デイズ試乗 性能も見栄え品質もこれまでの軽の枠を超えてきた
掲載 更新 carview! 文:岡崎 五朗/写真:望月 浩彦 5
掲載 更新 carview! 文:岡崎 五朗/写真:望月 浩彦 5
軽自動車といえば、従来は近距離用のゲタとして買われることが多かった。しかし最近はファーストカーとして選ぶ人が増えている。2013年には32%だったファーストカー比率が、2017年には43%まで増加し、それに伴い、使用用途も「趣味、レジャー」が「通勤、通学」を初めて上回った。当然、高速道路を使った長距離移動も多くなるわけで、日産がプロパイロットの採用にこだわった理由はそこにある。
もう一点、最近の軽自動車選びで大きく変わったのがボディカラーやデザインを重視する人が増えたこと。2008年の調査では車体色は4位、デザインは8位だったが、2018年の調査では車体色は1位に、デザインは3位に上がってきた。そう、いまや軽自動車は「安いから仕方なく乗るクルマ」ではなく「魅力をしっかり見極めて選ぶクルマ」になっているということだ。
そんなユーザーニーズに応えるべく、デイズには13種類の単色と、4種類の2トーンの合計17色が用意されている。ekを合わせればさらに色数は増える。しかも驚いたのが2トーンの配色。4種類すべてルーフの色が違うのだ。白、黒以外のルーフカラーを設定した軽自動車はデイズが初。プレミアムカーなら話はわかるが、コストの制約が厳しい軽自動車でこれほどの色数を揃えるのは異例中の異例だ。生産を担当するのは三菱の水島工場だが、塗装工程の複雑さは想像を絶する。こんなことができてしまう現場力こそ日本のモノ作りの強みである。
ボディカラーとともに日産のこだわりを伝えてくるのが「品質感」だ。ボディサイドを走るクッキリしたプレスライン、シャープな表情のヘッドライト、タイヤとフェンダーのすき間の小ささ、軽自動車としては珍しいセンターマウントのナンバープレートなど、見栄え品質は軽自動車としてはトップクラス。大型Vモーショングリルを採用したハイウェイスターはそこに押し出し感も加わるが、派手すぎないのがいい。初期受注では5割以上がハイウェイスターだというが、それも納得の完成度の高いデザインだと思う。
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