マツダ3改良モデル試乗 やや弱かった走りの質が高められ全体の統一感を得た
掲載 更新 carview! 文:伊藤 梓/写真:篠原 晃一 289
掲載 更新 carview! 文:伊藤 梓/写真:篠原 晃一 289
マツダ3は、改良前のモデルと比べると「これぞマツダ3に求めていたもの」と思えるほど進化していた。しかし、他メーカーのモデルと比べてみるとどうだろう? 同セグメントの中でもっとも良いと思ったのは、トヨタ「カローラ スポーツ」だ。
TNGAプラットフォームを採用した新型カローラシリーズは、走りの質感がぐんと上がった。さらに、1.2Lターボと1.8L+ハイブリッドのパワーユニットは、どちらも以前のマツダ3に感じたような物足りなさはなく、気持ちよく走ることができる。「誰でも運転がスムーズにできるクルマ」という観点で見れば、カローラは最初からそれを実現していた。そのほかにも、走りで言えばスバル「インプレッサ スポーツ」もとても高いレベルにある。
「じゃあ、その中でマツダ3を選ぶ理由は?」と考えると、これまでマツダの得意としてきた“走る歓び”だけではなく、「クルマ全体の統一感」がポイントになると思う。マツダのクルマは、他メーカーと比べるとデザインは美しいが、これまではそのデザインが先行しすぎて、全体の質感とアンバランスに感じることもあった。それが今回の改良でこのマツダ3は、デザインや走りの性能、静粛性、オーディオの音質など、全ての要素がひとつのモデルとしてまとまったと感じた。
カローラやインプレッサなどは、走りの質感は高まっているものの、やはりデザインはマツダ3に軍配が上がるし、ブランドとしての統一感も強い。これまではマツダファンにしか理解できなかったような領域も、改良されたマツダ3によって、よりその良さが伝わりやすいモデルになったのではないかと感じた。
----------
伊藤 梓(いとう あずさ):ライター
クルマ好きが高じて、グラフィックデザイナーという異業種から自動車雑誌の編集者へと転身。2018年からクルマの魅力をより広く伝えるために独立。自動車関連のライターのほか、イラストレーターとしても活動している。
【 マツダ MAZDA3 ファストバックのその他の情報 】
マツダ MAZDA3 ファストバックの買取相場
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
佐藤琢磨が3度目の制覇に挑むインディ500をNHK BSで完全放送。琢磨優勝の2020年大会を振り返る特集も
【カワサキ】Ninja ZX-25R オーナーのためのレーシングスクール「Ninja Team Green Trial in SPA直入」のレポートを公開
2回のテストを行ったアントネッリの適応能力をメルセデスが高く評価「長い間F1に乗っていたかのような走りを見せた」
苦戦続くBMW Mハイブリッド V8が2戦目で得た自信。三味線は「一目瞭然でバレる」とレネ・ラスト
【カワサキ】映える!遊べる! 新しいKCBM「カワサキコーヒーブレイクミーティング in とっとり花回廊」が6/23に開催
フェラーリがレッドブルに勝てないのは、エンジンパワーで劣っているから? “完敗”したイモラ戦を終えて考察
ホンダ「新型プレリュード」25年頃に登場へ “22年ぶり復活”する「スペシャリティモデル」 そもそもどんなクルマだった? 5世代に渡る歴史とは
いまやミニ「1275GT」が300万円オーバーに! かつての不人気車はビミョーなスタイリングと台数の少なさから価格上昇中です
メルセデスF1のラッセルがバンディーニ賞を受賞。100年前のタルガ・フローリオ優勝マシンでのドライブも楽しむ
【ベンテイガに次ぐ稼ぎ頭】 ベントレー新型コンチネンタルGTを予告 第四世代はハイブリッドへ
ボタンがポイントの新コスチュームも注目度抜群!! 今年もサーキットに「ZENT Sweeties」の花が咲く!!!
テスラが社名変更、エネルギー事業拡大へ
【予算もサイズも性能も好敵手】アルファロメオ「ジュニア」とレクサス「LBX」買うならどっちだ
【購入前にマストで訪れたい】LBXの世界観を体感できるポップアップ展示が世田谷にオープン
シビックがイメチェン&出力アップ! スポーティな25年モデルが米で公開。日本にも近々上陸か
【若手も中堅も不足中】“クルマ離れ”はある意味ラッキー! 自動車メディアを目指す人必見の業界事情とは?
218万円の激安カローラクロス「G“X”」はアリかナシか? 装備をチェックしてみた!
【悲報?】販売好調の人気SUV「ヴェゼル」が商品改良で“大穴グレード”を落とした大人の事情
「シエンタ」が商品改良。変更点は少ないが、ハイブリッド7月、ガソリン8月と納期が大きく改善
イタリア語で「12気筒」を意味する新型フェラーリは「デイトナ」似。SDGs時代もV12は不滅?
【円安効果はごく一部!】国産自動車メーカー好調の理由は日本お得意の“着実な積み重ね”にあった