新型Eクラス試乗。自動運転+新世代の軽さでゴージャスの定義が変わる?
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:小林 俊樹
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:小林 俊樹
肝心の走り味だが、試乗した「E 200 アバンギャルド スポーツ」は184ps&300Nmの2L直4直噴ターボを搭載。ギアボックスは全車新開発の9速ATの9Gトロニックだ。
果たしていかにもEクラスならではの、重いローラーで地面を均すような重厚な走り味を予想したが、全く違った。軽い! 全体にとにかく軽いのだ。
まず直4エンジンは特にトルクが濃厚でもなく薄くもなく、実用的に回る。個人的にはBMW製直4ターボに比べると少々物足りない。
そして乗り心地だ。確かにいい。ボディ剛性もガチっとしていて素晴らしいが、どうにも震動の伝わり方がアルミボディっぽい。聞けばホワイトボディは旧型に比べアルミの割合を7%から16%に、超高張力鋼板の割合を3%から6%に増やしただけで、重量が70kg軽くなってはいるが、走った感触はボディの半分ぐらいにアルミを使っているような感じ。
同時にステアリングはメルセデスらしいしっとり感もあるが、こちらも手応えは予想していたより全然軽い。
もはやメルセデスの走りも新時代に入ったのかもしれない。かつての重厚風味を知る人にとっては少々残念だが、コチラの方が運転はラクなはず。
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