新型Eクラス試乗。自動運転+新世代の軽さでゴージャスの定義が変わる?
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:小林 俊樹
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加えて驚いたのは新世代のリッチテイストの表現で、新型Eクラスのもう一つのウリはインテリア。特にドライバー目前から助手席にかけて連なる12.3インチ×2の超ワイド横長モニターは圧巻だが、デザイナー曰く「帆船のインテリアをイメージした」とか。
確かに今のメルセデスのデザインテーマは「モダンラグジュアリー」。清々しいくらいの金持ち直撃方向で、昔のドイツ的質実剛健主義は微塵もなく、いよいよ地中海のニースやカンヌあたりを漂ってそうな豪華ヨットの優雅さを本気でモチーフにしている。
言わば裏テーマは「走るハイテク豪華客船」であって、自動運転と地中海的享楽テイストの融合がメルセデスの言う「未来のゴージャス」。あからさまといえばあからさまだが、この路線に逆らえる人はおそらくいない。つくづく恐ろしきは最新メルセデスだ。
とはいえ実際にはどうかというと、見た目は簡単に言うとミニ「Sクラス」であり、ビッグな「Cクラス」だ。イマドキの丸みを帯びたイルカのようなセクシーフォルムに迫力のメルセデス顔を組み合わせたもので分かり易くセクシー。ちなみにスリーポインテッドスターがデカく入ってない旧式セダン顔は、今後出る「E 400 4マチック エクスクルーシブ」じゃないと選べないもよう。
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