コンパクトHVの売上王者はヤリスだが…コスパ重視ならフィットを狙いたい理由
掲載 carview! 文:山本 晋也 107
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めてクルマ選びとなると、「まずはコンパクトカーから検討する」という人が多いのではないでしょうか。歴史を振り返っても、「トヨタ スターレット」「日産 マーチ」「ホンダ シティ」「トヨタ ヴィッツ」などでカーライフをはじめたドライバーは少なくありません。
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現在でいえば、「トヨタ ヤリス」「日産 ノート」「ホンダ フィット」といったモデルがコンパクトカーの代表格でしょう。
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ノートはe-POWER(イーパワー)と名付けられたハイブリッド専用モデルで、ヤリスやフィットはエンジン車のほかに1.5Lハイブリッドをラインナップしています。エントリーモデルであっても電動化トレンドはしっかりと押さえているのです。
いずれのハイブリッドシステムも電動領域が広いのが特徴。ノートに至っては100%電気モーター駆動なので、運転感覚はほぼEVです。では、コンパクトハイブリッドのベストバイはどのモデルとなるのでしょうか。
<写真:エンジンが発電に専念するEV的な走りの日産 ノート>
2022年度の販売台数でもっとも売れていたのはヤリスで、それぞれの新車販売台数は次のようになっています。
・ヤリス|17万5383台
・ノート|11万3390台
・フィット|6万824台
※自販連調べ
ヤリスとフィットはエンジン車とハイブリッドの合算、ノートは3ナンバー仕様のオーラとの合計値となっているので、純粋にコンパクトハイブリッドの販売比較とはいえせんが、売れているクルマに乗るのが安心というマインドであればヤリスを選ぶのが正解となるでしょう。
ハイブリッドで重視される燃費性能も、ヤリスハイブリッドはWLTCモードで36.0km/Lとライバルを圧倒しています。燃費最良グレードの数字を並べると、フィットが30.2km/L、ノートは28.4km/Lで。経済性重視ならヤリス一択といえます。
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<写真:登録車では3年連続販売首位となったトヨタ ヤリス>
一方、購入コストや後席などの使い勝手も含めて考えるとじつはフィットが優位です。最廉価グレードの価格は、ヤリスの201万3000円、ノートの224万9500円に対して、フィットは199万7600円と唯一のアンダー200万円なのです。
ヤリスには7インチディスプレイオーディオが標準装備で、フィットがオーディオレスという仕様の違いはありますが、フィットとヤリスにはいずれも高速道路で利用できる先進運転支援システムは標準装備となっています。一方、ノートは日産の看板技術といえる運転支援システム「プロパイロット」がオプションとなるのは注意が必要です。
フィットは上級感のあるスタイリングのおかげでプレミアムコンパクトに思われがちですが、じつはコンパクトハイブリッドの中でもっとも手の届きやすい価格設定モデルなのです。
<写真:ホンダ フィット>
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売れに売れているヤリスですが、リヤシートが非常にタイトでファミリーユースには厳しいパッケージとなっているのは、多くのメディアやジャーナリストが指摘しています。
また、ヤリスのパーキングブレーキは左手で引くハンドタイプで、ライバル2車がオートホールド機能付きEPB(電動パーキングブレーキ)を採用しているのとは対照的です。
2022年度の実績をみるとコンパクトハイブリッドの中ではヤリスを選ぶことが多数派であって安心感があるのは事実ですが、コストパフォーマンスで見るとフィットのエントリーグレードを選ぶというのが賢い選択となりそうです。
ヤリスのようなアグレッシブなスタイルが好きという人に、マイルドなエクステリアのフィットを薦めようとは思いませんが、スタイリングへのこだわりがなく、コスパや使い勝手重視でコンパクトハイブリッドを探しているのであれば、フィットのエントリーグレードに最低限のアクセサリーをつけるという選択が良いのではないでしょうか。
なお、ヤリス、ノート、フィットとも納期に大差なく、早くて3か月、長いと半年先となっています。年内にドライブを楽しみたいというのであれば、はやめにオーダーするのが吉というのは、どれも同じです。
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