【あの頃、あいつでスキーに行った】スバル「初代レガシィツーリングワゴン」は新たなライフスタイルを生んだ傑作
掲載 carview! 文:横田 宏近 20
掲載 carview! 文:横田 宏近 20
1989年2月、初代レガシィは4ドアセダンとツーリングワゴンの2種類を設定。エンジンには、スバル独自のフラット4(水平対向4気筒)を搭載し、セダンにはターボ仕様(220ps)を搭載したRSモデルが設定された。ワゴンモデルは当初はNAのみで、ターボ仕様がラインアップに加わるのは1989年10月からとなる。
「GT」を名乗るツーリングワゴンのターボ仕様は、純粋な走行性能を目指すセダンのRSとは異なり、トルク重視のセッティングが施され、より実用的で安定感のある走行を実現した。
駆動システムは、5速MTにビスカスLSD付きセンターデフ方式を、4速ATにはアクティブトルクスプリット方式のフルタイム4WDを搭載。足元には、当時としては大きい15インチアルミホイールと60偏平タイヤを装備し、安定した走行性能を提供。
ボンネットにはインタークーラー冷却用のエアインテークが備えられ、スタイリッシュでありながらスポーティな印象を与え、ハイパフォーマンスバージョンの証にもなっていた。
インテリアは当時としては豪華な装備が奢られ、オートエアコンやパワーシート、高級カセットオーディオを標準装備。オプションで本革シートも選べるなど、快適性が追求された。さらに、レオーネ時代から受け継いだワゴン作りの技術が活かされ、使い勝手の良さにも配慮されていた。
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