【あの頃、あいつでスキーに行った】スバル「初代レガシィツーリングワゴン」は新たなライフスタイルを生んだ傑作

ステーションワゴンの新しいスタイルを生んだ

1989年、バブル期絶頂のころ。スバルは世界を目指し、初代「レガシィツーリングワゴン」で自信に満ちた走りを提案した。現在のスバルを形作ったその革新の軌跡を振り返ろう。

初代レガシィツーリングワゴンは、アクティブなライフスタイルを送るユーザーに最適な一台として登場。1990年代、このクルマがヒットしたことで、それまでは「バン」扱いだったステーションワゴンが、スポーティな乗用ワゴンとしてクルマ好きの憧れの存在になったのだ。

レガシィの主力となったツーリングワゴンは、その後のスバルのアイデンティティを確立し、現在のアウトバックに受け継がれる素晴らしい走行性能と実用性を兼ね備えていた。

レガシィは、スバルの新たなフラッグシップモデルとして、メルセデス・ベンツやBMW、アウディといった欧州車を徹底的に研究。走行性能の向上とともに、その質感やデザインも欧州車に匹敵するレベルを目指して開発された。

レガシィ以前のスバル車は、メカニズム面では優れていたものの、走行フィールや内外装の質感など、洗練されていない部分があった。このレガシィはその弱点を克服する。

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