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エグゼなKカーが登場 タントエグゼをレポート!

歯がゆい矛盾

先に書いた通り、エクステリアは軽自動車の中で見ればそれなりに個性や、あるいは余裕のようなものを感じさせる。インテリアも、軽自動車の範疇を抜け出したとまでは言わないが、見た目やデザインに気遣いが感じられ居心地は悪くない。

と、何だか煮え切らない書き方になってしまうのは、だからと言って従来の軽自動車よりも華やいだ気分になれた、ということは無かったからだ。おそらく、それはタントエグゼがある意味で軽自動車を究めてしまったが故に、逆に軽自動車の限界を示すことになってしまったからかもしれない。

たとえば走りに関して言えば、本来このぐらいのボディサイズなら800ccくらいのNAエンジンでゆったり走れた方が走りの質は深まるだろう。燃費だってはるかにいいはずから、軽の精神に反することも無い。タントエグゼに乗っていると、ついそんなことを考えてしまう。

しかし一方で、そもそも軽自動車は本来、低コストな実用車であるべきとも考えられる。税金等々の優遇はそれと引き換えのはず。その軽自動車が高級、あるいは贅沢を語るのは矛盾しているとも言える。

今後、より小さなクルマへとシフトする流れがますます加速していくならば、日本の軽自動車は本当の意味で今の世にあったクルマに変わっていくべきだろう。環境コンシャス、ダウンサイジング志向で、しかし高級の意味は知っている。そんな今の日本の国民車たり得る軽自動車へと…。

ちょっと厳しい書き方になってしまったが、タントエグゼ自体は決められた枠の中では精一杯頑張っていると思う。それだけに、何だか歯がゆいような思いをしてしまったのである。

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