ミニ クロスオーバー 大きくなった理由とは?
掲載 更新 carview! 文:九島 辰也/写真:BMWジャパン
掲載 更新 carview! 文:九島 辰也/写真:BMWジャパン
今年6月、ミラノでアルファロメオ100周年イベントが行われた。不況が叫ばれる中、ヨーロッパ各地から様々な年式とグレードのアルファが集結したのはご想像のとおり。本国イタリアでは相当話題となった…らしい。
そんな記事を読んでいるといろいろなコトが頭に浮かんだ。そういえば、今年はレンジローバー40周年だし、来年はジープ70周年。そうそう、シボレーも来年は設立100周年か、というように。
で、それはクルマ業界に限ったことじゃない。イタリアのメンズラグジュアリーブランド、エルメネジルド・ゼニアも今年100周年を迎え、この夏ミラノでロングタームの展覧会が開催されていた。
そんなゼニアのことを考えるとつねに浮かぶクルマがある。それがMINI。
というのも、かつてこんなハナシを耳にしたことがある。ゼニアの営業マン(?)が顧客の家を訪問しオーダーを取ることがあるという。で、そのときの足がまさにMINI。クラブマンの荷室に生地を載せてお屋敷をまわるというのだ。
この話を聞いたとき、えらく納得したのを覚えている。MINIといえばサイズによるヒエラルキーを超越したインテリジェンスあるクルマ。その点からしてこれは絶妙なセレクトとなる。いくらラグジュアリーブランドとはいえ、顧客よりいいクルマで訪問するというのはセンスない行動だからだ。
これぞまさにMINIのポジションを肌で感じているヨーロッパならではのエピソード。センスあるクルマ選びと声高らかにいいたい。
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