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MINI ジョン・クーパー・ワークス、箱根でみせた最強モデルの走り

限界近くでは若干神経質な一面も

それを確認したところで、クルマにとってはある意味でターンパイクより過酷な、椿ラインに進路を採る。椿ラインはアップダウンが急なのに加えて、狭くてタイトなコーナーが連続するため、クルマの挙動がターンパイクよりはっきり出やすいのだ。

そのタイトベンドの連続を、ドライビングモードをスポーツにセットしたJCWは速いペースで駆け下り、そして駆け上っていく。スポーツは明らかに硬くなる乗り心地と引き換えに、コーナリングの挙動を落ち着かせる。だがその反面、その挙動には人工的に抑え込まれた感触があって、ディープなドライビング好きには少々物足りないともいえる。

そこであらためて、MINIドライビングコントロールのミッドを選択、ダンパーを標準状態に戻して椿ラインを攻めると、JCWはまた違う側面を見せてくれた。過渡特性が変わって、ボディが自然な感じでロールするようになると同時に、スロットルのオンオフによる姿勢変化が明瞭になる。スロットルを踏めばわずかだがフロントが逃げる傾向を示し、逆にそれを閉じるとノーズが内側に入って、テールが軽く振り出されることもある。

というわけで、第3世代MINIがベースの新しいJCWは、史上最速のMINIでありながら、最上級モデルに相応しい快適な乗り心地を実現していると同時に、限界近くまで攻め込むと若干神経質な挙動を見せ始めるクルマでもあった。つまり、ダイナミックな性能をフルに発揮しようとすると、ドライバーを選ぶクルマでもあるということだ。

ただし、その領域はかなりの高みに達してからのことだから、一般的なJCWユーザーはそれを実感することなく過ごしてしまう可能性が極めて高いのではないか、とは思うが。

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