生まれ変わったAクラスの衝撃。メルセデスの黄金時代が帰ってきた
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:メルセデス・ベンツ日本
掲載 更新 carview! 文:小沢 コージ /写真:メルセデス・ベンツ日本
最後になってしまったがさらに走りと同等か、それ以上にビックリしたのが「しゃべるメルセデス」と呼んでも差し支えない新世代インフォテインメントシステム「MBUX」だ。これは「メルセデス・ベンツ・ユーザー・エクスペリエンス」の略だがまさしくドライバーに全く新しい運転体験をもたらす。
パッと見目立つのはオプションで10.25インチ、標準で7インチのバーチャル感タップリのダブルワイドモニターだが、問題は中身のソフトウェアだ。今回はそちらもメルセデスが独自開発、特に音声認識ソフトのボイスコントロールの出来映えが凄い。
車内に入り、イグニッションを入れ、乗客が「ヘイ、メルセデス」と声をかければ、モニター表示と同時に「なにして欲しい?」との声が返ってくる。まさしく走るコンシェルジュ感覚。今回は英語対応のみだったが、現在23カ国語バージョンを開発中で、年内とされる日本発売時には日本語にも対応するとか。
ただしこれは当然アップルのSiriや、アマゾンのAlexaなどと被る機能で、ホントにそっちに勝てるの? とダイレクトに開発陣に聞いたところ「我々はクルマのユーザーの事をわかってますから。反応速度、使い勝手でアドバンテージがあります」と自信たっぷり。
確かにヘイ、メルセデスと喋りかけた時の反応速度、さらに「意訳」とも言うべき能力は凄く、例えば「エアコンを1度下げて」などと言わずとも「I'm hot」と言えば反応してくれるし、そのほか「今の東京の天気は?」とか、「BMWは好き?」とか問い掛けても洒落た返事が返ってくる。自分のiPhoneと繫いであれば「あの曲かけて」にも対応してくれるとか。
とはいえ正直、小沢の英語能力、発音能力ではまだまだ。まず最初のヘイ…の呪文が半分以下しか認識してくれないし、ぶっちゃけ作動率は3割程度。
それが語学堪能なナチュラルスピーカーレベルだと「30分間、MBUXと楽しく会話できた」と証言する人もいるほどで、コイツはやっぱり未来の自動車技術。今後、自動車メーカーではなく、モビリティプロバイダーとなると宣言しているメルセデス。こうなったら日本仕様でトコトン試すしかない!
ついでにSクラスと同等という先進安全も凄く、後方も見れる自動ブレーキたるプレセーフプラスや拡張型アクティブブレーキアシストを標準装備するだけでなく、このクラスでは初の「アクティブレーンチェンジングアシスト」も装備。高速ではウィンカーレバーの操作だけで車線変更ができてしまうのだ。
加え64色変えられるアンビエントライトも付いていて、これまたヘイ、メルセデスから始まる音声操作が可能。
ってな具合で戻って来たメルセデス磐石万能の走りと同時に、部分的にSクラスを凌駕するモダンテクノロジーを備えたAクラス。おそらく400万円を超えてくるだろう価格以外はマジで期待大なのだ(笑)。
ログインしてコメントを書く
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
トヨタの新型EV『bZ3X』に採用、エアコン送風口に「超薄型レジスタ」…豊田合成が開発
電気自動車の新たな可能性を見出す痛快BEVスポーツ。ル・ボラン編集部が選ぶ! 「EVアワード」ヒョンデ・アイオニック 5 N
「BEVは雪道に強い」はホントか。ボルボの後輪駆動BEV、EX30でモーター駆動制御の所作を体感
「これがジャガー?」ポップな丸文字ロゴに昔からのファンはビックリ! 英国の伝統「ジャガー」が新たに目指すものとは?
角田裕毅、F1開幕戦初日は4番手好発進! しかしチームも平常心「バランスも特に問題ない。集中し続けていくだけ」
光岡『ファイナル ヒミコ』発表、17年の歴史に幕 中古車ベースで生産
キモチいいステーションワゴン!──新型トヨタ クラウン・エステート試乗記
10%の英ドライバーは故障につながる、ある単純な部品を一度も点検していない!?
バイクのある日常をテーマにしたイラスト展「HAVEABIKEDAY.Vol.7」がユナイテッドカフェ世田谷店で3/19~31まで開催!
新しい「“マイナ”免許証」まもなく交付スタート! これまでにない「カード一体化」でどんなメリットがある? 「更新が楽」「ちょっと安くなる」ことも 特徴は?
ランエボ使いが[ドイツ製スポーツカー]を20年以上も相棒にした本当の理由ってなんだ?
「フォルクスワーゲン・IDバズ カーゴ」が「フリート ニュース アワード 2025」で「ベスト スモール バン」に選出
【実際どうなの?】「WR-V」オーナーのガチな本音…コスパは魅力的。でもやっぱり“割り切り”が必要!
「ジムニー」の“進化”を大胆予想。軽、3ドアのシエラ、5ドアのノマドときたら…次はピックアップトラックで決まり⁉︎
やっと出た「エステート」にもマット塗装追加! “ザ・クラウン”でしか買えない特別仕様車は今夏発売
【やっと】「エステート」発売。フルフラットな広大ラゲッジで史上最もアクティブなクラウン…635万円から
欲しくても買えない…注文殺到で長納期化の「ランクル」や「ジムニー」。なぜメーカーは増産しないのか?
レクサス「LM」が前年比477%増と売れまくり。1500万円超の高額車をヒットさせるトヨタの“したたかさ”
“トランプ関税”で次期シビックがメキシコ産から米国産に?「アメリカ・ファースト」が日本車に与える影響とは
【1年半遅れ】今春登場の新型「ムーヴ」…HEVナシ、20万円値上げも“スライドドア採用”で一発大逆転へ
「やっちゃえ日産」よ再び! 余計なお世話は承知の上で、今必要なのはe-POWERだけじゃなくてこんなクルマ
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!