【王者の牙城を崩せるか？】新型「ムーヴ」vs「N-BOX」徹底比較。注目の軽スライドドア対決…選ぶ基準は使い方？

ムーヴ、N-BOX

上半期一番売れた「N-BOX」に「ムーヴ」は挑めるか？

6月5日、11年ぶりのフルモデルチェンジを受けて登場した7代目ダイハツ「ムーヴ」。これまでのハイトワゴンから、シリーズ初となるスライドドアを採用し、スーパーハイトワゴンの絶対王者、ホンダ「N-BOX」との直接対決に踏み込みました。

販売面ではN-BOXが6月単月で1万6158台を記録し、2025年上半期の新車販売台数でもトップを維持。一方、新型ムーヴも注目度は高く、発表から約1か月で月販目標6000台の5倍となる約3万台の受注を達成しています。

両車のボディサイズは、全長3395mm×全幅1475mmと軽自動車規格内で共通ですが、全高はムーヴで1655mm（4WDは1670mm）、N-BOXは1790mmと130mm以上の差があります。

ムーヴは寝かせたAピラーと跳ね上がるウエストラインでスポーティさを演出。一方のN-BOXは垂直に近いサイドパネルと高いルーフにより、ミニバンのような室内高を確保し、乗降のしやすさや、車内での着替えなどにも配慮された設計です。

ムーヴのリアシートはスライド幅が大きく、荷室の使い勝手も良好。開口面積の広さではN-BOXに譲るものの、積載性と乗降性のバランスでは十分に実用的といえるでしょう。

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