【実際どうなの?】「日本カー・オブ・ザ・イヤー 10ベストカー」のユーザーレビュー…軒並み高評価が並ぶも、やや予想外となったモデルも
掲載 carview! 文:ハシモトタカシ 76
掲載 carview! 文:ハシモトタカシ 76
先にお断りをしておくと、筆者は選考委員でも何でもない、ただの業界の末席を汚すいち自動車ライターなので、この場で「このクルマは……」などと高尚な解説を述べるつもりはございません。
今回は、各モデルがユーザーからどのような評価を受けているのか、carview!の新車情報カタログの「ユーザーレビュー」をチェックしてみます。なお、「eビターラ」と「リーフ」はまだ発売前のモデルで無得点なのはご了承ください。
・eビターラ:無得点
スズキ初のバッテリーEV(BEV)である「eビターラ」。
2024年11月にイタリアでワールドプレミアされ、2025年1月に生産国であるインドで披露された、スズキ渾身のモデルです。欧州ではすでに販売が開始され、その評判は上々のよう。今後世界100以上の国や地域に投入されることが決まっており、電動化時代のスズキの命運を占う1台といっても過言ではありません。
全長約4.2mのコンパクトなボディながら、スズキのSUVらしいタフなデザインは健在。会場ではエクステリアデザインを高く評価する声もチラホラ聞かれました。スズキらしく価格も魅力的で、CEV補助金などを組み合わせれば、実質300万円前半~というのも評価が高いポイント。まだ発売前モデルなので走りに関しては未知数なところもあり、その辺りがどのように得点に影響するかも注目です。
・フォレスター:総合評価4.7点
スバルが1997年から販売しているミドルクラスSUVの「フォレスター」。今回ノミネートされたのは4月に日本で発売された6代目で、スバルらしいラギッドなデザインに、新たにストロングハイブリッド車「S:HEV」をラインアップすることで、歴代の最大の泣きどころとされてきた“燃費”を克服してきました。
お家芸となった「アイサイト」も、ステレオカメラの視野角や超広角仕様の単眼カメラ・前側方レーダーを追加した新世代型を搭載するなど、スバルの屋台骨として全方位的にアップデートが施されています。2025年4月~9月の販売台数は1万7056台(自販連調べ)で、全体の22位と販売も好調です。
そんなフォレスターの総合評価は4.7点(5点満点)とかなりの高得点。燃費(3.7点)と価格(3.8点)はやや低いながら、走行性能(4.6点)、乗り心地(4.6点)、デザイン(4.5点)、積載性(4.5点)と高得点が並び、総合的な満足度はかなり高い1台に仕上がっているようです。
筆者も、某自動車ジャーナリスト氏の助手席でコースを数周しましたが、スバルの追い求める0次安全(視界の良さなど)は乗った瞬間から感じられる特筆すべき点です。「安心と愉しさ」を柱とする“スバルらしさ”をいま最も感じられる1台となっていました。価格・装備内容・乗り味など様々な面で、まさに大本命の1台と言えるかもしれません。
・ムーヴ:総合評価4.5点
今回唯一の軽自動車、そして非電動車となったダイハツ「ムーヴ」。ユーザー評価は4.5点をマークし、こちらもかなりの高得点です。
特に走行性能、乗り心地、デザインは4点超えで、スライドドア化による利便性と、スーパーハイトワゴンと比べ抑えられた全高による走りの良さや、コスパの良さを武器に、王者「N-BOX」や「スペーシア」、「タント」を抑え10月は軽自動車販売台数No.1を記録しました。
認証不正でしばらく元気のなかったダイハツに久しぶりの明るいニュースをもたらし、この勢いのまま大賞まで突き進む、そんな勢いを感じます。筆者も(横に)乗ったら、走りの質感や利便性などの出来の良さに正直ビックリ。売れているのも、そして10ベストに選ばれたのも納得でした。
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