「ヴェゼル」が失速気味? 前年比割れも現場の温度感は“堅調”。支持される理由と同門「WR-V」との差とは
掲載 carview! 文:ピーコックブルー 96
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ホンダは、ヴェゼルと同じコンパクトSUVに属する「WR-V」もラインアップしていますが、現時点で両者の棲み分けはうまくいっているようです。前出の販売店担当者は次のように続けます。
「ヴェゼルと同じコンパクトSUVとしてよく比較対象になる『WR-V』ですが、両者の大きな違いは、安全運転支援機能『ホンダ・センシング』の搭載可否です。
WR-Vでは構造上、オプションでもホンダ・センシングの一部の機能を追加できない仕様となっているため、安全性を重視されるお客様はヴェゼルを選ぶ傾向があります。
積載性に関してはWR-Vのほうが多く積めるため、趣味用のクルマとして購入される場合はWR-Vをオススメしていますが、基本的には多くのお客様は装備面を気にされるため、ヴェゼルのほうが人気となっています」
2025年上半期の販売台数を見ると、WR-Vが1万6610台に対し、ヴェゼルは3万1782台と、約2倍の差がついています。
どちらも同じコンパクトSUVカテゴリーに属していますが、両車の価格にはおよそ50万円の差があります。ヴェゼルは基本的にハイブリッド車がメイングレードであることに加え、安全運転支援機能や内装の質感といった装備の充実度が高く、価格以上の価値が購入の決め手となっているようです。
ヴェゼルの安定した需要は今後も続くとみて良さそうです。
(終わり)
(写真:ホンダ)
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