新型N-BOXと互角に戦える現在最強のライバルはどれ? 装備やコスパでチェックした!
掲載 carview! 51
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10月6日に新型へとフルモデルチェンジしたベストセラー軽ハイトワゴン「ホンダ N-BOX」。N-BOXは長年にわたって日本で一番売れ続けているクルマだけに、購入検討中の方も多いはず。はたして、新型N-BOXはライバル達に比べて「買い」なのか。さっそく探ってみたい。
<写真:ホンダN-BOX>
まず、新型の価格帯は164万8,900円~236万2,800円。スタート価格で見ると20万円弱値上がりした格好だが、これは先代のエントリーグレードがサイドエアバッグ等の安全装備まで削った超廉価仕様(新型にこうした仕様は設定されない)だったため。
実際には、新型で一番の売れ筋と思われるドレスアップ系「カスタム」のターボモデル(FF)は204万9,300円で、先代の同等グレードと比べると3万円弱のアップだから、全体的に値上げは小幅と言っていい。
ただ、一昔前なら軽自動車では一部の高級グレードだけだった200万円超の車両価格が、今ではフツーになっていることには驚いてしまう。
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と、こう書いておいて何だが、進化の中身を見ていくと新型N-BOXはかなりお買い得なモデルだ。
先代では旧式のアナログだったメーターパネルはフル液晶パネル化され、安全装備では「ホンダ・センシング」の検知方法が進化して、新たに駐車場などでの障害物との衝突被害を減らしてくれる近距離衝突軽減ブレーキ等が標準装備となった。
もちろん、先代のモデルライフ途中で追加された電動パーキングブレーキとオートブレーキホールドなど日常使いで便利なアイテムは新型でも標準だ。それなのに、売れ筋グレードでは数万円の値上げにとどまっている。
細かく見ると、「カスタム」のスピーカー数が8個から6個に減るなど地味にコストダウンされている箇所もあるが、他のレベルアップを考えれば、お買い得度は増したと言えるだろう。
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では、さらに地力をつけてきた絶対王者に勝てるライバルはいるのだろうか。
この点、競合車種として挙げられるのは「ダイハツ タント」、「日産 ルークス/三菱 eKスペース」、そしてこのタイミングでフルモデルチェンジした「スズキ スペーシア」だろう。
<写真:ダイハツ タント>
<写真:ダイハツ タントカスタム>
<写真:スズキ スペーシア>
<写真:スズキ スペーシアカスタム>
<写真:日産 ルークス>
<写真:三菱 eKスペース>
ここで、ドレスアップ系ターボグレード(FF)で比較すると、車両価格はタントカスタムRS=187万円、日産/三菱の兄弟車は代表でルークス ハイウェイスターGターボ=205万7,000円、新型スペーシアカスタム ハイブリッドXSターボ207万3,500円となっている。
価格面でいちばん安いのはタントだが、同車は全車速追従機能付きアクティブクルーズコントロールやレーンキーピングアシストなどの便利装備が残念ながらオプション。また、一番高価なルークスもスペーシア同様燃費が見劣りし、シートヒーターもオプション設定。さらにデジタルメーターではないなど、やはり発売世代の違いはいかんともし難い。
一方、注目の新型スペーシアカスタム(ハイブリッドXSターボ)は、マイルドハイブリッド機構を組み合わせる効果もあり21.9km/Lと、N-BOXカスタムターボの20.3km/Lを燃費で上回っている。
世代が新しいだけに先進運転支援装備もフル装備で、メーターも新型N-BOX同様にデジタル、さらにシートヒーターに加えてステアリングヒーターが備わるなど、一部では新型N-BOXを上回るアメニティも見られる。
ということで、新型N-BOXと比べるべきライバルは新型スペーシアという、まあ予想どおりの結論となった。
あとはデザインやクオリティ、そして乗り味といったカタログスペックや価格には表れにくい好みについて、ディーラーや試乗でチェックしつつ、リセールバリューなども勘案しながら決めるという流れになる。
ただし、特にN-BOXは人気なだけに納車の長期化は無視できない懸念材料。興味のある人はディーラーに急いだ方が良さそうだ。
>>ダイハツ タントってどんなクルマ? 価格とスペック情報はこちら
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>>スズキ スペーシアってどんなクルマ? 価格とスペック情報はこちら
>>スズキ スペーシアカスタムってどんなクルマ? 価格とスペック情報はこちら
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>>新型N-BOX、ノーマルとターボどちらを買うべき? ガチ購入目線で試乗した結論
>>【王座盤石】新型N-BOX発売! 充実装備で約165万円から。人気集中で納車は年明けに
<終わり>
<写真:<写真:ホンダ、スズキ、日産、ダイハツ、三菱>>
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