XKR-S、ニュルで試乗 ライバルは911ターボ
掲載 更新 carview! 文:清水 和夫/写真:ジャガー・ランドローバー・ジャパン
掲載 更新 carview! 文:清水 和夫/写真:ジャガー・ランドローバー・ジャパン
フランクフルトショーでデビューしたCX-16は数年以内に量産されるジャガーにとって始めての本格的なスポーツカーだ。細かいスペックは未定だが、リアアクスルにギアボックスを配置するトランスアクスル方式の2シーターFRスポーツ。フロントの顔はあまり好きになれないが、サイドとリアビューはさすがイアン・カラムと思わせるセクシーなラインを持っている。
エンジンは3リッターV6のスーパーチャージャー説が濃厚だが、400ps/450Nmは楽に発生できるはずだ。ギアボックスはリアアクスルに置かれるので、コンパクトさが求められる。つまり、6速か7速のMTではないだろうか。車両重量はアルミボディなら1.4トン。ポルシェ911カレラと同じスペックを狙っている。
それでもし価格がポルシェよりも安いなら、世界的に大ヒットするかもしれないのだ。そして、当然、このモデルにはFIA規定のGT3が存在する。装備を簡略化したCX-16のRS(ポルシェの軽量化モデルのこと)も用意されるはずだ。ジャガーはこのCX-16の誕生を迎えるためにも、XJからXFまですべてのジャガーにスポーツに特化したモデルを用意すると公式に発言している。
英国の紳士が好むクルマはエレガントで上品な高級車というのは一つの都市伝説であり、英国紳士は泥んこだらけになって格闘するラグビーも愛して止まないのである。これからのジャガーのスポーツモデルに多いに期待したい。
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