XKR-S、ニュルで試乗 ライバルは911ターボ
掲載 更新 carview! 文:清水 和夫/写真:ジャガー・ランドローバー・ジャパン
掲載 更新 carview! 文:清水 和夫/写真:ジャガー・ランドローバー・ジャパン
さて、今回の主役はジャガーのホットモデルであるXKR-S。ジャガーがスポーツカーメーカーだと自ら言うならば、そのアイコンとなっているクーペモデルのXKはある水準以上の速さが必要だろう。しかし、「ジャガーは英国紳士が乗るクルマだからホットモデルは要らない」というのが従来のジャガーの考え方であった。
しかし、今年9月のフランクフルトショーで発表したCX-16はまるでポルシェイーターのようなリアルスポーツカーとして開発されていることが明らかになった。そう、今ジャガーはスポーツカー・イメージを強めるように路線変更をしているのだ。CX-16については最後に最新情報について述べるが、まずはXKR-Sのスペックをチェックしてみよう。
超高速サーキットで知られるニュルを安心して早く走るには空力は不可欠。平均速度は170km/hを超え、空気抵抗や揚力を減らすだけで10秒は速くなり、燃費も改善される。その点、XKR-Sは新しい空力パーツを装着している。リアビューではリアバンパー下部のカーボン製ディフューザーが誇らしい。
エンジンはXKRと同じ5リッターV8のスーパーチャージャーであるが、ファインチューニングよりXKRよりも40psと55Nm増しの550ps/680Nmとパフォーマンスはかなり向上している。装備を充実させているため車重は1.7トンを超え軽くはないが、0-100km/h加速は4.4秒と速い。しかもトルコンATであることを考えると、XKR-Sのパフォーマンスは侮れないと予想できる。
気になるサスペンションはフロント・リアともに約30%もバネを硬くし、車高は-10mm。タイヤはフロントが255/35R20、リアが295/35R20と巨大だが、トレッドパターンを見るとドライのサーキット専用ではない。つまりポルシェGT3未満という感じなのである。911ターボが最大のライバルかもしれない。
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