クラウンマジェスタ試乗、無機質も魅力なり
掲載 更新 carview! 文:五味 康隆 /写真:小林 俊樹
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このようにエアサスを見事なまでに使いこなし、無機質ではあるものの、不快感や不満を抱かない高い快適性を持っているのがマジェスタの魅力だ。思い返せば、セルシオがLSにモデルチェンジした時、グローバルに通用するクルマを強く意識したからか、その乗り味には若干の硬さが目立ったのも事実。マジェスタの乗り味は、セルシオを国内専用として進化&熟成させた…と仮定した乗り味ともいえる。
なので、この無機質感が嫌だと言う方には、LSをお勧めしたくなるわけだが、マジェスタには「Aタイプ “Lパッケージ”」というグレードがあることも最後にお伝えしておこう。この“Lパッケージ”は、無機質な感覚は他のグレードと変わらないが、サスペンションブッシュなどを強化してハンドリング特性を高めている。後席での乗り心地には若干コツコツ感が出るなど快適性が犠牲になるが、前席での乗り心地の良さに変化はない。その上でステアリング操作に対する応答性が向上しており、無機質ながらもアクセルを踏み込んで移動ペースを上げた際には、ノーマルモデルより気持ちよく走れる。言い換えれば、国内環境に合わせた極上の乗り心地を手にしながら、自身で運転することがメインの方は“Lパッケージ”、後席に乗るならそれ以外のグレードから選ぶのが良いというわけだ。
車名こそクラウンマジェスタと今までと変わらないが、その乗り味は国内を見据えてセルシオを進化させたものになっており、十分にセルシオオーナーも気に入るだろう。発売1ヶ月で目標販売台数の1000台を大きく上回る2000台を記録して、順調な立ち上がりを見せた5代目マジェスタ。まずはトヨタのフラッグシップとしての職務を予定通りこなし出したといえる。
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